長崎屋・神奈川県横浜本牧港
東京湾のシーバス!!70cmオーバー連発!
絶好調で大人気!
本牧港は東京方面から首都高速・湾岸線のベイブリッジを渡り終えた直下にある。古くは横浜の海産物の台所、今は『本牧海釣り公園』で親しまれている。『長崎屋』は本牧港でも1、2を争う老舗の船宿だ。まず車で5、6分の所にある待合所で乗船手続きを済ませてから港に向かった。当日はこの冬一番の冷え込み予報だったが、私を含め14人が集合、人気の高さに驚かされる。
ウォーミングアップはセイゴ級!
釣りのターゲットとしてシーバスがスズキ・フッコと呼ばれていた時代は、生きエビ餌の食わせ釣りが主流で5匹も釣れば好漁だった。しかし、呼び名がシーバスに変わり、釣り方もルアー(ジギング等)に変わった今では、初心者でも数釣りが可能になった。当日も貸し道具を使い船宿推薦のジグを購入した初体験の方や“釣りガール”が結果を残した。 航程30分程で釣り開始。水深25~35m、横浜沖の好釣り場として知られる“中の瀬”の外周部分が釣り場。すぐに右舷胴の間(中央)の坂野岳さん(板橋区)が50cm級を釣り上げた。フォール(落し込み)で当ったそうで連発を期待したが、潮が澄んでいて流れが緩く連発ならず。船長は、すかさず次のポイントへ移動、反応の良い場所で再開するとセイゴ級が入れ喰いになった。小型なのでバラシも多いが船中が賑やかになってゆく。出船前に常連の方からシーバスは同じサイズが群れていると伺ったが、まさにその通りでサイズアップを狙って移動した。 p>
サイズアップ!60cm級連発!
10時30分から12時30分までは60cm級の時間だ。左舷胴の間の紅一点、飯田夏帆さん(横浜市)が、貸し道具、船宿推薦ジグで良型をゲット。初めての大物に感激。続いて左舷トモ(船尾)で66cm、左舷ミヨシ(船首)で61cmが釣れて魚の活性も上ってきた。午後1時過ぎてからは連続ヒット、船中はひっきりなしに竿がしなり、タモが間に合わない“爆釣”モードとなった。
きたきた!大型浮上!!
今度は大型だ。午後1時15分、左舷ミヨシ2番の山岡庄吾さん(横浜市)が ヒット。さすがに地元の名手、底中心の大型狙いで79cmを釣ったが、80cmに僅かに届かず苦笑い。続いて左舷胴の間の若林勉さん(横浜市)にヒット。この釣りのスペシャリスト、余裕のファイトで浮上したのは72cm。次に左舷ミヨシの吉田啓一さん(長野県塩尻市)が76cmを釣り、遠方から来られての大型ゲットに地元の我々も嬉しくなった。そして最後の締めは左舷胴の間の堤智春さん(横浜市)。シーバス初挑戦、貸し道具セットで頑張り79cmのこの日最大と同じサイズのシーバスを釣った。その後もヒットが続き、竿頭は20匹の若林さんと常連の池田さん(世田谷区)。最大79cm2匹76cm、72cmと70cm超級4匹が上がる好調な一日だった。
初心者も。自己記録更新狙いのベテランも
「潮が澄んでいて一日中下げ潮でしたが、順調な結果でした。魚探反応は沢山あります。4月中旬までは同じ(水深25~35m)で楽しめます。ジグのサイズは80g中心で、ウチでも売っていますから手ぶらで来ても楽しめます」と船長。 この日は貸し道具の方が最大を釣り、“釣りガール”も6匹の釣果。指示ダナで集中的にジャークとフォールを繰り返す事がマッチした1日だった。また、フックが汚れていたり錆びていると魚が反応しない事も勉強になった。“初心者”でも“マニア”にも楽しめるシーバスジギング。寒さを吹き飛ばす強烈な引きで楽しい釣りだった。
(釣りビジョンAPC・野口 壮一)
今回利用した釣り船 |
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神奈川県横浜本牧港『長崎屋』 〒231-0822 神奈川県横浜市中区本牧元町33-4 TEL:045-622-8168 定休日:毎週木曜日 詳細情報(釣りビジョン) 長崎屋ホームページ |
出船データ |
乗船料金:9,000円(氷付き) 貸し道具:500円(竿&手巻きリール) 駐車場:500円 |