Fisherman Dreams DI・兵庫県相生
2017.9.22号
兵庫県・相生沖のティップランエギング
キャプテンズレポート初登場!瀬戸内海は兵庫県相生沖のティップランエギング、いよいよ開幕で~す!! 9月23日からティップランエギングに出船するのは兵庫県相生市内のマリーナ/マリンサクマから出船している『Fisherman Dreams DI』。“キャプレポ”のため、台風18号通過直後の釣況を探るべく、まだウネリが残る瀬戸内海へ試し釣りに出船してくれた岡田船長を直撃!
「大丈夫!台風にも負けず“新子”元気です!」
台風18号でいっぺんに海が変わったんじゃないですか?
「台風前にもティップランの試し釣りに出たんですが、この時はこの夏生まれた“新子”が1人20~30杯といった釣果でした。イイネェ~イイネェ~! 楽しみ楽しみ! って感じでしたよ。本気で釣れば数はもっと伸びたかもしれませんが、お客様のために残しておきました(笑)。
で、昨夜(9月18日)はナイトアオリの試し釣りにも出船してみました。台風明けで潮は激濁りでゴミも多く、強風&ウネリ残りのタフコンディションでしたけれど…。
結果は、う~ん…悪くない! 長時間の釣りではありませんで、ほんの様子見程度の釣りでしたが、それでも“新子”からチョイ大きく育った、300g前後の“新チャン”がアッという間に8杯釣れましたよ。悪条件下にしては、上出来の釣果って感触でしたね!」
例年、どんな感じで釣れるんですか
「10月に入ると、サイズがグ~ンとよくなります。大きいものは800g前後のもいます。数も上向いてきて、20~30杯釣る人は珍しくありません。ビギナーの方にはこの頃にぜひ、釣りに来ていただきたいですね~! 『オレッて(ワタシって)才能あるの…? もしかして…ウマイんちゃうの?!』って思えちゃうかも。11月になると水温も少し落ちてきて、数が幾分減ってはきますが、逆に型はよくなります。昨シーズンは1.5kgクラスも上がりました。テイップランをやり込んでいる人が多くなってきて、ボクも楽しみながら仕事ができるシーズンですね!」
相生沖のティップランはいつごろまで楽しめますか?
「12月初頭までですね。それ以後はタイサビキが始まるので、そちらの出船になります。“DI”はタイサビキに始まり→イワシの泳がせでアコウ釣り→タイラバ→ティップランで終わる。大ざっぱに言うと、この4つの釣りで1年間をローテーションしています。雨が少なく温暖な瀬戸内海は、安定して出船できるので、ぜひ、ホームグラウンドにしていただければと思います!」
パープル系カラーの餌木に実績
ティップランエギングのタックルを簡単に説明してください
「釣具店に行けばティップラン専用のロッドが売られているので、それをまず購入します。リールはシマノでもダイワでも2500番クラスでOK。これにPEの0.4~0.6号を100~150m巻いておいてください。餌木はティップラン専用の30~35g。
カラーはよく聞かれるんですが…う~ん…実績が高いのはやはりパープル系かな?一応、パープル系をご用意していただいて、あとは好き好きです。ご自分の直感力を信じてご用意ください。リーダーはフロロの2~3号1~2m。餌木を交換しやすいように、スナップを付けておいてください。
“DI”では無料レンタルタックルをご用意しています(ロッド破損、ロッド・リールを水没させた場合、餌木をロストした場合はご負担金をいただきます)」
アタリの出たところで再度アクション
釣り方を簡単に説明してください
「わかりやすいように、イラストで説明しました。イラストをご覧になりながらイメージトレーニングしてください。キモは、シャクッて巻いてを3~5回繰り返して、ピタッと動作を止めたとき。この時にアタリが出ます。いわゆる“イカパンチ”、あるいはガバッと、あるいはそっと静かに抱きつくイカもいます。ハッキリわかるアタリもあれば、不安げな恐る恐るのアタリもあります。糸フケの状態、ラインに伝わる感触、ロッドの穂先やロッドを握る手元に伝わる感覚に神経を集中することが一番大切です(ここで釣果の差が出ます)。
アタリが出たら、疑わしきアタリも含めて、とりあえず合わせを入れます。餌木に抱き付きにきたイカの長い触腕や他の足にフッキングします。巻き上げは同じスピードで、一定のテンションで巻き続けることが大切です。大型サイズがヒットしたときは船長がタモですくいます。小型はセルフで抜き上げますが、墨をかけられないように注意してください。あまり速く巻くと、身切れしてイカの足の一部だけが上がってきたりします。ラインをゆるめず・巻く手を止めず、リズムに乗って釣り上げましょう。イカ釣りの上手い下手はこのリズムです」
コツってありますか?
「アタリがあって、あるいはそれらしきものがあって、合わせたけれど穂先がむなしく空を切った―。そんな場合はアタリがあったところで再度、シャカシャカと穂先を上下させて餌木にアクションを加えます。そして、ピタ―ッと止めます。再度アタリが出れば即アワセ。反応がない場合は、3~5回シャクリ巻きしてピタ―ッと止めて様子を見ます。それでも無反応な場合は、最初に戻って餌木を底まで落とし、シャクリ巻きを繰り返します。これでも無反応なら餌木をチェンジしてみます。その日の当たり餌木というのもあるので、釣っている人がどんな餌木を使用しているか、シャクリ方も合わせて注意して見ておきましょう」
料金はどうなってますか?
「タイサビキやアコウ釣りには、“DI”の2隻あるうちの大きい方の船で出船しますが、ティップランは大きな船が入れないようなポイントも攻められる、24ftの小型ボートで出船します。乗り合いの場合は4人までしか乗船できませんが、グループならチャーター船感覚で楽しめます。
朝便とナイト便があって、朝便は6時出船、7時間の釣り。ナイト便は夕方5時に出船して5時間の釣り。船が小さいので、朝便は前日の夕方7時までに、ナイト便は当日の昼頃に出船確認の電話をお願いします。波しぶきをかぶることもあるので、雨具を用意しておくと安心です。また、ライフジャケットは必ず着用してください。お持ちでない方は、無料レンタルライフジャケットもあります」また日中は暖かくても、夜はかなり寒い場合も御座いますので、ナイト便にご乗船のお客様は防寒対策もお願い致します」