つり幸・神奈川県川崎
夜釣りで楽しむ東京湾奥のメバル・カサゴ五目釣り!
若者からベテランまで総勢15人が乗船!
出掛けたのは8月7日(日)。この日は日中の猛烈な暑さで大気が不安定になり、夕方から夜にかけて雨の予想。しかし、そんな中15人が集まった。客層は若者から親子連れや女性、そしてベテランまでと幅広い。やはりこの暑さである、真夏の夜釣りは非常にウケるのだ。船長は村山克英さん。前回の記事ではルアーシーバス船の船長を務めてくれた気心知れたナイスガイだ。
出船時間は夕方5時半!
出船は、夕方5時半、桟橋に戻ってくるのが9時半頃になるので正味約4時間の半夜釣りだ。仕掛けは胴突きの3本バリを使うのでメバルとカサゴが同時に狙える。餌は青イソメを1匹使用。頭にハリ先を刺すだけでOK。狙う水深も5~10mなのでオモリも8~10号を用意すればバッチリだ。まずは羽田沖からスタート!
定刻通り出船。最初の釣り場は目の前の川崎沖。しかし、思いの他風が強く、条件が悪そうだと判断した船長は、1度も仕掛けを降ろすことなく一気に羽田空港新滑走路沖へと移動した。辺りはまだ夕方の明るさ。「暗くなってからが本番だよ」と船長。「どうぞ!水深10m」の合図で釣り始めた。すぐに“釣りガール”にアタリがあり40cm級のシーバスをキャッチ。常連さんからは「狙う魚が違うんじゃないの~!?」とヤジられていたが、何も釣れないよりはマシである。しかし、その後は何の反応もなくなり、東扇島沖や川崎沖へと移動を繰り返し水深6m位の際を流し始めた。この時点で7時ちょっと前。そしてようやく空の色が夜の闇へと変わってきたと同時にアタリが頻繁に出始めた。まずはカサゴのラッシュに船上が沸く。それもどんどんサイズが大きくなるのだから堪らない。そしてカサゴに交じり大きなシロギスもポツポツと釣れてくる。「少しほっとしました(笑)」と船長の表情も緩んだ。
誰でも簡単フィッシング!
とっぷりと日も暮れて、湾奥の夜景が鮮やかに浮かびあがる時間帯に、予報通り雨が降ってきた。「数十年振りに倉庫から引っ張り出してきました」という道具で雨の中釣りを楽しむ親子に待望のメバルが釣れた。しかも良型だ。親子で遊ぶ夏休みのレクリエーションとして、こんなに最適な遊びはない。釣り道具を持っていなければ船宿で全て借りられるし、釣り方も難しい事はない。オモリが根掛かりしないように常に仕掛けを少し浮かせて待っていれば、魚が勝手に食ってくる。仕掛けは考えられた3本バリ。メバルやカサゴやシロギスはもちろん、シーバス、メジナ、クロダイだって釣れるのだがら最高だ。
いよいよ“本命”も賑やかに
その後も雨は止まなかったが、移動する先々でポツポツとカサゴや本命のメバルが釣れてくることに変わりはない。皆飽きることなく何らかの魚信を捕え楽しんでいる。後半戦に突入した頃、ようやくメバルのサイズが上がってきた。ざっと見ても20cm後半の魚体が上がっている。そしてちょっと変わったゲストといえば、ワタリガニが船下を横切り泳ぐ姿を何回も目撃。タモ網を用意した左舷トモ(船尾)の釣り人は見事このカニをすくった。船内の友達連中がそれを見て大爆笑!雨の中、何とも楽しい船上となった。結局、そのままの状況でこの日の釣りは終了。「もっと釣れる予定だったんですけど…」と、船長は少し不満気だったが、。皆十分楽しんでいた。この夜メバル五目釣りは、10月末までの週末と祝日限定で毎週出船。ぜひ友達やカップルや親子で楽しんで頂きたい
(鈴木 恭介)
今回利用した釣り船 |
---|
神奈川県川崎港『つり幸』 〒210-0864 神奈川県川崎市川崎区池上町9-12 TEL:044-266-3189(定休日:毎週木曜日) 詳細情報(釣りビジョン) つり幸ホームページ |
出船データ |
出船時間17時30分~帰港時間21時半(予定) 乗船料金:6500円(餌・氷付き) レンタルタックルあり:500円 |