ムツ六釣船店・神奈川県久里浜港
神奈川県・久里浜沖“わくわく新体験！船釣りに挑戦！”イベント

船に乗るのは簡単なのだ！

「船釣りに興味はあるけどキッカケがなくて１度も船に乗ったことが無い」という釣り人は意外と多い。「船に乗って釣りをするなんて敷居が高そう」、「そもそも乗り方（システム）が分からない」、「初心者が乗ると迷惑がかかるのでは？」。そんな話を良く耳にする。しかし、１度でも船に乗ってしまえば、これらの心配事が全て取り越し苦労だったと分かるはず。「初心者なので色々教えて欲しい」と、始めに伝えておけば、船宿側は親切に対応してくれる。『ムツ六釣船店』では、公式HPに“船に乗るまでの流れ”など、事細かに説明している。非常に分かり易いので是非見ておくと良いだろう。

ターゲットはシロギス ☆

イベントは7月22日（日）に行なわれた。対象魚は誰にでも簡単に釣れる人気魚種のシロギス。当日は生憎の小雨模様だったが老若男女14人が集まった。早速船に乗り込んで朝8時に出船した。この日『ムツ六釣船店／第二十八東丸』の舵を握ったのは、この企画を立ち上げた榎本船長。日頃から「船釣りの楽しさを多くの人に伝えて行きたい」と、釣り振興を本気で考えている次世代のニューリーダーだ。そして今回、涌井直実さんと江口知亜紀さんの“釣りガール”が2人も助っ人に駆けつけ参加者のフォロー役に廻った。

いよいよ釣り開始～♪

船は港を出てすぐに停止、僅か1分で釣り場に到着。すかさず船長を始めスタッフ総出で道具の扱い方や釣り方をレクチャー。参加者は、「10年振りに釣りをしたよ」、「キスは手漕ぎボートで釣ったことがある」、「こんな大きな船に乗って釣りが出来るなんて興奮している！」、「生まれて初めて竿を持ったよ」等々様々な感想を口にする。参加者は、すぐに道具の使い方や釣り方に慣れ、いきなりカワハギやシロギスが釣れ、船上は開始早々から大いに盛り上がった。夏本番だというのに肌寒く、潮の流れも速く、少々釣り難い状況だったが、参加者は一切お構いなく、黙々と釣りを楽しんでいた。その後もポツポツではあるがアタリが続き、船中のそこかしこで何かしらの魚が顔を出す展開となった。

魚の引き！爽やかな潮風を満喫！！

その後、港前から10分程走り下浦沖に移動した。その甲斐あってアタリも活発になり、シロギスやメゴチ、イイダコやベラなど様々な魚が釣れて小気味良い引きを堪能していた。10時過ぎには雨も止み、天候は一気に回復。ギラギラと真夏の太陽が戻ってきた。やはり夏のアウトドアはこうでなくてはいけない。参加者はカッパを脱ぎ捨て、海上に吹く爽やかな潮風を満喫していた。「ゴルフが忙しく、約30年ぶりに釣りをした」と言う左舷ミヨシ（船首）から3人仲良く並んで座っていた人生のベテラン組の方達は、「この後は、釣った獲物を肴に皆で宴会なんだよ！楽しみだな～(^^)」と久し振りの船釣りに大満足の様子。また、どんな魚を釣っても喜んでいる参加者達を見ていると、こちらまで嬉しくなってしまう。そして必ず「この魚は食べられる？どう料理したら美味しいんですか？」と聞いてくる。そんな時は船長や釣りガールズがしっかりとフォロー、流石である。

お土産十分！大盛況のまま終了～☆

最後には1投1尾！と入れ喰い状態になり、大盛況のまま終了時刻の13時過ぎを迎えた。ほぼ全員が“お土産”は十分確保出来たようで、船釣りを十二分に満喫した模様。船酔い者も、事前に『ムツ六釣船店』から対策を聞いていたお陰か１人も出ず無事港に帰った。参加者は口々に「今回は良いキッカケになった」、「また船釣りをしてみたい」と大満足の様子。船長もほっと一安心。「やはり自分達でこういう事をしていかなくては、釣り振興には繋がらないですよね」と、船長。次のイベント開催も約束していた。次回の日程は未定だが、「私も是非！」と言う人は『ムツ六釣船店』に直接問い合せて頂きたい。
船釣りは決して難しい釣りではない。ビギナーでも気軽で安全に出来る釣りのひとつである。

(鈴木　恭介）

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