第17回「釣りビジョン」番組審議委員会 議事録
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開催年月日
2009年10月15日(木)14:00~15:26
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開催場所
株式会社釣りビジョン(東京都新宿区西新宿三丁目9番19号)
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出席者
番組審議委員:7名出席
- 松井義侑
- (島野容三代理)島津孝一
- 服部善郎
- 倉垣友彦
- 來田仁成
- 鈴木康友
- 水口憲哉
(敬称略)
(株)釣りビジョン:10名出席
- 有澤僚
- 中島實
- 武笠徹
- 佐藤静雄
- 池上浩之
- 野口哲雄
- 高橋和義
- 岩崎信夫
- 吉田諭
- 江守麻理香
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議案
(1) 放送番組の編成基準改定について
(2) 番組に対するご意見、クレームについて
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審議
上記の議案に関して審議を実施した。審議内容については以降の通り。
当社 : 開会宣言 14:00
【議案 番組に対する視聴者のご意見(クレーム)について】
- 当社
- 2011年地デジ化に伴い環境が大きく変わる中、番組のコンプライアンスを徹底していますが、本日は、放送番組の編成基準についてより厳密なものへと改定させていただきたく審議いただきたいと思います。
また、視聴者からの番組に対して頂戴した意見をすべて用意しました。それら意見に該当する番組ビデオをご覧いただき各々説明をさせていただきます。 - 当社
- それでは、放送番組の編成基準についてお手元の資料をご覧ください。(変更箇所は、新(案)旧比較表にて表記し、変更箇所については全文を読み上げた。)
新規追記内容としては、編成基準の内容を総括した条文を冒頭に追加し、個別基準項目として「広告の責任」を追加しております。基準の冒頭文案より抜粋
「我が社は、主に釣りに関する各種情報を中心としたアウトドア関連の放送番組を放送する局として、我が国で歴史のある釣りを中心とした優れた文化の保存並びに新たな文化の育成及び普及に役立つため、視聴者からの要望に耳を傾け、豊かでかつ良い放送番組を放送するとともに、地方独特の内容を有する番組の編集を行う。」以下略 - 委員
- 放送番組の種別として教育番組を掲げているが、教育番組とは釣りの教育という意味合いなのか?
- 当社
- ルールやマナーを正しく判り易く伝え、安全管理や環境保全等についても理解を深めるような番組つくりを目指していきたい、当然釣りの初心者向けの教育も含まれる。
- 委員
- 「広告の責任」に関して、企業サイドの利益がある中、視聴者への利益になるものとの線引きが難しいのではないか?
- 当社
- 300万世帯の視聴者に対し、釣り以外の業界の広告も取り入れていくが、広告考査は徹底していき、視聴者側にメリットがあるものとしていく所存である。
- 委員
- 文中の「広告は真実を伝え」ではなく「広告は事実を伝え」に修正したほうがいい。
- 当社
- そのように訂正する。
- 当社
- 他に意見等ないようでしたら以上1件訂正のうえ、基準案について審議了承ということでよろしいでしょうか?
- 委員
- 全員異議なし、了承。
- 当社
- 審議了承いただきましたこの放送番組の編成基準については、総務省に届け出をおこない、運用を開始させていただきます。尚、今後お気づきの点がありましたら都度審議していきたいと思います。
- 当社
- 弊社に対するご意見を多々頂戴している中、2009年3月~9月に頂いた全てがお手元の資料の通りです。
- 当社
- 現状は、お電話やメールなどでご意見を頂き、編成担当が都度対応している状況です。
- 当社
- まず、ご審議いただきたい番組は、「こちら東海です」のMCタレントに対し、初心者然としている所が気にいらないというご意見についてです。
- 委員
- 高等技術を要する釣りというものに、釣りの初心者が出ていることにギャップを感じるのではないか?
他の番組でもよく見受けられる。 - 当社
- 釣りを知らない人たちに、釣りを覚えてもらうという狙いが強い。
女性が出ている番組は基本この形であり、上手い先生に教えてもらうという姿勢を取っている。 - 委員
- 女性にも多く釣りを経験してもらいたい中、女性のMCが女性に対し呼びかけられるか?
- 当社
- 普通の女性もできるという部分になっていると思う。
- 委員
- ネイルアートをして釣りをする人が伝えられるか?釣りという男性の世界に女性が入ってきてもらうきっかけを模索している中疑問に思うが、一般的な女性の代表という意味合いなのか?
- 当社
- その視点で制作している。
- 委員
- 釣り自体の楽しみ方を伝えていくにはいいのではないか。
- 委員
- 有料チャンネルという中、どこまで広げていくか難しい。
- 委員
- 女性の釣りということで視聴者を絞れば、文句言う人も少なくなるのではないか?
- 委員
- ターゲットを明確にしないといけないのではないか。
- 当社
- 女性が常連になるような釣り場もある。こちら側の先入観があり、お洒落な女性も多く見受けられる現状もある。
- 委員
- 沖釣りでは、中年の女性が多くみられ、夕飯のおかずにしているようだ。
- 当社
- 次は「弾丸バスボーイ」出演者のしゃべり方やナレーションについてのクレームについてです。
- 当社
- 当該番組ないでの出演者のコメントで「遅刻してきた」というくだりに、なんで初めての番組に遅刻するのかというクレームもあった。
- 当社
- この番組コンセプトについては、沢山バスフィッシングの番組がある中、今回ストリート仕立てで、初心者向けのバス番組を目指している。
- 当社
- 「ブラックバスって面白いよね」という意味合いで、気軽に楽しめる番組を作りたいという意図から制作している。
- 委員
- 出ている人のキャラクターにクレームがあるのではないか?
- 当社
- トーナメントしか出ていなかった出演者のイメージが変わって良かったという意見もある。
- 当社
- 次は「伝心伝承」という番組で、出演者がバンダナを魚の口にくわえさせるシーンがあり、クレームとなった。
- 委員
- 気にするようなことはない。
- 委員
- そんな神経質になる必要はないのでは。
- 当社
- 次は、「釣りギャラリー」という番組でのナレーションが聞き取りにくいというクレームがあった。
- 当社
- 演出上の問題で、独特の語り口調である。本人も横文字を多用される方。
- 委員
- 好き嫌いの問題ではないか?
- 当社
- 以上で、ご意見に対する審議は終わります。他に「釣りビジョン」を日ごろご覧になってご意見はありますか?
- 当社
- 「五畳半の狼」という番組では、実釣はないが色々な角度から釣りを紹介している。
- 委員
- そういう番組は必要だと思う。
- 当社
- 他のスタジオ番組ではニュース性を大事に心がけている。
- 委員
- 今の「五畳半の狼」で、ネーミングがいいかどうか検討する必要があるのではないか?
- 当社
- 宿題として検討する。スタジオ番組はストリーミングで流している状況なので広く伝わっている。
- 委員
- 結構ネーミングが浸透している。
- 当社
- 社内でも反響は感じている。
- 委員
- 釣りをめぐる社会状況を伝えるのはいいのではないか?
- 当社
- ゴミ拾いの集客については垣根なく広く対応し、引き続きやっていく。
- 委員
- 今話題のダム問題(八ッ場ダム等)について、水や魚の視点から検証していく報道型番組などはどうか?
- 当社
- 刺激的な話なので難しいかもしれないが、「温故知新」という番組では、釣りの文化・歴史・問題など紐解きながら伝えてく趣旨で制作している。番組では問題提起を投げていくことを始めている。
- 委員
- 基本的には事実を知るということから始まるのではないか。
- 当社
- 発信の仕方は別として、弊社でも色々な問題意識は持っている。
- 委員
- スタンスを明確にしていけばよいのではないか。
- 当社
- 今後も色々とご意見いただきたくお願いしたい。以上で番組審議委員会を終了いたします。
終了時間 15:26
以上