第20回「釣りビジョン」番組審議委員会 議事録
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開催年月日
2011年6月23日(木)13:00~14:23
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開催場所
株式会社釣りビジョン(東京都新宿区西新宿三丁目9番19号)
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出席者
番組審議委員:6名出席
- 松井義侑
- 來田仁成
- 横溝弘史
- 山田邦子
- 安東栄信(新任)
- 工藤貴史(新任)
ご欠席:服部善郎、鈴木康友、鎌田孝史(新任)(敬称略)
(株)釣りビジョン:12名出席
- 有澤僚
- 中島實
- 武笠徹
- 佐藤静雄
- 池上浩之
- 濱田充良
- 野口哲雄
- 高橋和義
- 吉田 諭
- 江守麻理香
- 岩崎信夫
- 宮崎涼子
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議案
はじめに 新任委員ご紹介
(1) 番組に対するご意見、苦情について
(2) 東日本大震災の対応について
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審議
上記の議案に関して審議を実施した。審議内容については以降の通り。
当社 : 開会宣言 13:00
- 当社
- はじめに、番組審議委員会にご就任された新任委員のご紹介をさせていただきます。
安藤栄信様、工藤貴史様、鎌田孝史様 の3名に新たに番組審議委員に加わっていただき、皆様の専門的知見から、当社番組運営へのご意見を頂戴したく、ご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【議案1 番組に対するご意見、苦情について】
- 当社
- それでは、2010年10月~2011年6月までに弊社に対して視聴者の方々より多々頂戴しているご意見について、該当映像を交え個別に審議頂きたいと思います。
- 当社
- はじめに、「とことんエギ★パラダイス」で、小さいアオリイカを放流せずにキープするのは生態系に影響するので良くないのではないか?というご意見について審議願います。
- 当社
- 秋にかけてのアオリイカは小ぶりで数釣りのエギングが一般的かと思われますが、小さいアオリイカはリリースすべきというご指摘を頂きました。
- 委員
- 秋に釣れるアオリイカは特に小さいサイズであるため、小型のアオリイカが釣れた時にはリリースしていこうという意識付けが必要だと思う。
- 委員
- リリースする場面を番組内で映したら、良いと思う。
- 当社
- 今後、小型サイズのものが釣れた際には、リリースシーンを盛り込むなど、配慮してまいります。
- 委員
- 可能な限り、釣り場のルールなどを番組内で提供してほしい。
- 当社
- コンプライアンスを遵守して番組制作を行っておりますが、今後は視聴者の方々へ理解を深めて頂くためにも、より多くの釣り場のルールを番組内で紹介するように心がけていきたいと思います。
- 当社
- 次に、「伝心伝承」において、小さいアマゴを食べるのはいかがなものか?というご意見について審議願います。
- 当社
- こちらの出演者は、魚を食べることも釣りの楽しみの一つであるというポリシーをお持ちです。
- 委員
- 食べることは釣りの基本であり、リリースするか否かはそれぞれの主義主張の話になるのではないか?食べるのは、何も差支えがないと思う。
- 委員
- 問題はアマゴの体長制限であり、県によって制限のサイズが12cm~15cmと異なっているため、場合によっては小さいものを食べている印象を与えてしまうのではないか?
- 委員
- 番組内でも、小さいサイズが釣れた時にはリリースするような対応をしたら良いと思う。
- 当社
- 今後も釣り場のルールに沿って行ってまいります。
- 当社
- 次に、「みんなのソルト倶楽部」の番組内で映っていた海辺のゴミについて、拾って帰るなどの行動をみせてもらいたい、というご意見について審議願います。
- 当社
- このロケ地は海岸沿いで、波によって打ち上げられた瓦礫などが多数放置されており、この番組ではゴミを拾うシーンはありませんでしたが、現場で何とかしようにも足元が悪く、数名の人数では回収が出来にくい場所でした。他の番組では、実際にゴミ拾いを行うシーンなどを盛り込み、ゴミを持ち帰る大切さを視聴者の方々へお伝えしております。
- 委員
- 場所にもよるので難しい問題ですね。番組内で伝えるのは良い事だと思います。
- 当社
- 今後も、釣り場のルールを視聴者の方々へ啓蒙できる番組を行っていきたいと思います。
- 当社
- 次に、「下野流!」において、出演者がタバコを吸っていると想起されるシーン、フレーム外で吸っていたタバコの煙が番組に映っている、というご指摘について審議願います。
- 当社
- 第1回の番組審議委員会で、タバコを吸いながらの釣りは禁止としたにも関わらず、放送前の確認で映っていた煙を見逃してしまいました。
- 委員
- タバコは禁止ですね。
- 当社
- 再度、タバコを吸いながらの撮影は禁止ということで、十分留意し、事前のチェックを徹底して参りたいと思います。
- 当社
- 次に、「Go Slow」の中で、魚をリリースする際に、乾いた手で魚を触るのは止めて欲しい、というご意見について審議願います。
- 当社
- 出演者は、長年フライフィッシングをされている方なので、魚の取り扱いやダメージについてよく理解されており、実際は手が湿っていたのだと思います。但し、番組内の一部で一連の動作として手を濡らさずに魚を触っているシーンが映っておりました。
- 委員
- 側にいるカメラマンやスタッフが出演者に注意するなどしたら、防げるのではないか?
- 当社
- 今後、視聴者の方に誤解を招く映像とならない様な撮影を、現場スタッフ全員が心がけて努力して参ります。
- 当社
- 次に、魚の取り扱いについて、リリースするまでの時間が長く魚を弱らせてしまうので、少しでも早くリリースして欲しい、というご意見に対し審議願います。
- 委員
- 映像効果はわかるが、このシーンは魚をさらしている時間が長すぎると思う。もう少し配慮して行っていく必要があるのではないか。
- 委員
- 番組の撮影になると、どうしても時間が掛ってしまうので、気をつけた方がいいと思う。
- 当社
- リリースまでの時間が長くなりすぎない様に、配慮して行って参りたいと思います。
- 当社
- 次に、相模湖において釣り禁止区域で撮影を行っているのではないか?というご意見について審議願います。
- 委員
- 相模湖では上流部分に禁漁区域が設定されており、その事をご指摘されているのではないか?
- 当社
- 釣り場のルールに則っておりますので、禁漁区域での撮影ではありません。
【議案2 東日本大震災の対応について】
- 当社
- 次に、東日本大震災に対する弊社の対応についてご報告致します。番組編成の変更、義援金募集をはじめとする支援CMやスタジオ生番組での特別放送などを行って参りました。また、再開している船宿の情報、チャリティイベントのお知らせなど、スタジオ番組やHP上で継続してお伝えしております。
- 当社
- その他にも、番組主催のチャリティイベントの開催で、義援金の募集活動なども行っており、引き続き継続して参りたいと考えています。
- 当社
- 今後は、釣りを通じて支援していこうという取り組みや、現地の状況を鑑みながら東北地方へ釣りに行くことで、復興のお役に立てるような、番組制作を行って参りたいと思います。
- 委員
- 了解しました。同様の対応を継続してください。
【その他】
- 当社
- 前回の番組審議委員会で審議頂きました、海水面の回遊魚におけるワームフィッシングを利用した番組制作について、メーカー様からの要望があった場合には試験的に実施していく方向でしたが、現時点でメーカー様から行って欲しいという要望がありませんでした。
- 当社
- この半年間で、実釣番組化するまでには至っておりません。番組化のお申し込みは来ておりますので、社会の反応をみながら試験的に行って参りたいと思います。
- 当社
- また、社団法人日本釣用品工業会の環境部会では、生分解であれば問題ないのではないか?という議論がされていると聞いておりますので、引き続き情報を頂きながら判断していきたいと考えております。
- 委員
- 釣り人の間では、ワームの使用が急速に盛んになっているため、早めに生分解の研究が進んで欲しいと思う。
- 委員
- 一部のメーカーが大学と共同研究をしていますが、なかなか成果がでないのが現状だそうです。
- 委員
- 反応をみながらやっていくしかないのではないか?
- 当社
- 後、試験的に行っていく中で、様々な反応が見えてくると思いますので、継続してご審議いただきたくお願いいたします。
- 当社
- 本日の議案は以上となります。
今後も色々とご意見いただきたくお願いいたします。以上で番組審議委員会を終了いたします。
終了時間 14:23
以上