2010.8.1号
久里浜黒川本家・神奈川県久里浜港
“今が旬”タチウオ&アジのリレー船!
タチウオとアジ、どちらも東京湾を代表する“釣って楽しく食べて美味しい”魚の代表格!そんな2魚種を“リレー船”で釣らせてくれるのが神奈川県・久里浜港『久里浜黒川本家』である。
船に乗るまでの“流れ”
船に乗るまでの“流れ”は、船宿ごとに微妙に違う。始めての方は事前にチェックしておけばスムーズに乗船できるはず。飲み物の用意は十二分に!
出掛けたのは7月22日(木)。この日も朝から容赦なく太陽が照りつける真夏日となった。出船は7時15分。釣り人は受け付け後出船30分前には乗船し準備を進めておくのがルール。そしてこの時期、最も大切なのが飲み物。熱中症や熱射病を防止するには小まめな水分補給が欠かせない。あり余る程の量を持参しよう。出掛ける時は状況確認を忘れずに
“リレー船”は、午前中にタチウオ、午後からアジ釣りというスケジュール。夏のタチウオは、浅場に集まるのでほぼLT(ライトタックル)での釣りとなる。具体的にはオモリ30号で水深30m位までを釣る。ただし状況次第では稀に60~80m位の水深を探ることもあるのでその場合は通常のタックルが必要となる。釣行前に状況と使用タックルの確認をしておこう。この日も初めに金谷沖の水深60m前後の釣り場に入り、すぐに大貫沖~富津沖へ移動、浅場で釣った。 黒川力(クロカワ・ツトム)船長にタックルとタチウオの釣り方を聞いてみた。魚の活性の高い時、逆に低い時の餌付けの工夫やアタリの出し方等々詳しく説明してくれた。
メタルジグにナイスサイズのイナダとサワラ
しかし、結局この日、タチウオは船中0匹。移動が早く、突然魚探反応が消えたりする事から“幽霊”の異名をとる魚、こんな時もある。ただ、私のタックルのメタルジグにはナイスサイズのイナダとサワラが食ってきた。プライベートなら十分嬉しいゲストだが複雑な心境だった。ということで、『久里浜黒川本家』でのタチウオ船はルアー釣りもOKなのだ。ただし、ルアーでやりたい場合は船長に一声掛けておくのがルール。後半戦のアジ釣りに突入
気を取り直し、後半戦のアジ釣りに突入。釣り場は観音崎沖なので移動時間も15分程。船長曰く「移動時間は、ほぼ30分以内にしています!」とのこと。 アジ釣りは、前半のタチウオ釣りと打って変わり、乗船者全員が爆釣、十分なお土産を確保して15時の定時に納竿となった。
苦労の末にタチウオをゲット
しか~し、これで終わる訳にはいかない。『久里浜黒川本家』の大女将にお願いしているタチウオの捌き方を撮影するためには、どうしてもタチウオが必要なのだ。ということで2日後の24日(土)、泣きの再取材を敢行した。しかし、この日も予想以上の大苦戦。苦労の末に何とかタチウオをゲットした。 この“リレー船”、9月末頃まで出船予定。最後に船長に“リレー船”の魅力を伺った。
(鈴木 恭介)
今回利用した釣り船 |
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久里浜港 久里浜黒川本家 〒239-0831 神奈川県横須賀市久里浜7-4-3 電話番号046-835-2602(定休日/毎月第2・4金曜日) 詳細情報(釣りビジョン) 久里浜黒川本家ホームページ |
出船データ |
¥8,200-(餌付き)、出船7時15分、沖上がり15時 |