釣りビジョン

2014.8.1号

梅花丸・千葉県飯岡港
シーズン到来!千葉県・飯岡沖の“夏ビラメ”

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千葉県・飯岡沖の“夏ビラメ”が好調に釣れているとの情報。早朝出船のヒラメ釣り、暑気の影響は小さく、運動量も少ない。暑さ厳しいこの時期、「暑いのが嫌い!動くのが嫌い!でも釣りが好き!」な私にはピッタリな釣り物だ。7月24日、LT(ライトタックル)を準備して飯岡港『梅花丸』へ出掛けた。

船宿で乗船手続きの後、乗船場へ

『梅花丸』は県道30号線沿い、飯岡港の入口から1km程手前の距離にある。乗船手続きは、船宿で行う。座席取り(船板)、受け付けを済ませ、乗船場へ移動する。駐車場は乗船場のすぐ近く。ヒラメ船の集合時間は午前4時。集まった釣り人は私を含めて4人、贅沢にも右舷に並んでの片舷釣り。午前4時30分、梅花繁船長の操船で出船した。

船宿
船板
受付

乗船場
駐車スペース
梅花繁船長

最初の流し、すぐにヒラメが釣れ出した

最初の釣り場までは航程30分程で到着。上乗り役の梅花政輝さんが餌の生きイワシを配り終えると、船長から仕掛け投入の合図が出た。乗船者が少ないので船長も左舷で置き竿を出し、政輝さんもLTで竿を出した。
最初の流しからヒラメが釣れ出した。飯田政明さん、明弘さん親子(坂東市)は数年振りの沖釣りとの事だったが、アッという間に2人で3匹のヒラメを釣り上げた。

船上
飯田政明さん
飯田明弘さん

船宿仕掛け
仕掛け図

早朝のヒラメは高活性!

2流し目、すぐに政輝さんがヒラメを掛け、LTロッドを大きく曲げていた。早朝の時合を逃さぬよう私も急いで竿を出した。タックルは2.2mのロッド(6:4調子)に小型電動リール(PEライン1.2号)、オモリ40号のLT。仕掛けはハリス6号70cm、ステ糸3号50cm。仕掛けを投入すると、すぐにアタリが出た。小型だったが最初のヒラメは簡単に釣れた。早朝のヒラメの活性は高く、船中あちらこちらで竿が曲がり、細沼和幸さん(さいたま市)は57cm(推定2kg)の良型を船長も65cm(推定3kg)の大型を取り込んだ。

梅花政輝さん
細沼和幸さん、良型ヒラメ(57cm)
船長、大型ヒラメ(65cm)

中盤から暗転

早朝のアタリは頻繁だった。私は3流し目に3匹を追加し、開始から1時間足らずの間に4匹のヒラメを釣っていた。ヒラメの数釣りで自己記録となりそうな勢いだったが、そう甘くはなかった。午前8時頃からアタリが遠のいてしまったのだ。
中盤以降、潮の流れが止まり、アタリは減っていたが、ヒラメは船中でポツリポツリと釣れ、飯田明弘さんは55cmの良型ヒラメを取り込んだ。午前10時30分頃、浅場のポイントへと大きく移動したが、船中で1匹のヒラメが釣れたのみで、状況は好転しないままに午前11時30分頃、沖上りとなった。

良型ヒラメ(55cm)

最終釣果、トップは4匹が3人!

釣り人のヒラメの釣果は、4匹が私を含めて3人、3匹が1人(船長は6匹)。中盤から潮が動かず、釣果はあまり伸びなかった。型は、1kg前後の中・小型が中心だったが、船長が釣った65cm(推定3kg)の大型を最大に、57cmと55cm(推定2kg前後)の良型も交じった。

『梅花丸』の“夏ビラメ”

6月1日から解禁となった飯岡沖のヒラメ釣り。解禁当初、釣果は不安定だったが、ここに来て“高位安定”している。この日の早朝の頻繁なアタリからも、魚影の濃さが伺えた。数釣りが狙える飯岡沖の“夏ビラメ”、大型もポロポロと釣れる。『梅花丸』では、7月27日にトップ10匹、2番手9匹、3番手8匹、最大サイズも4.5kgという好釣果も記録されている。このチャンスにヒラメ釣りの自己最多記録を狙ってみては如何だろう。

沖上がり後、船宿へ
昼食に頂いた素麺

(釣りビジョンAPC・野中 篤)

今回利用した釣り船
千葉県飯岡港『梅花丸』
〒289-2705
千葉県旭市飯岡2563番地5
TEL:090-2155-0500
詳細情報(釣りビジョン)
梅花丸ホームページ
出船データ
ヒラメ乗合(予約制)
乗船料金:予約時確認の事
集合時間:午前4時、出船時間:午前4時30分
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