2014.9.15号
勇幸丸・千葉県片貝港
千葉県・片貝港の夏ヒラメ“2回目の解禁”を楽しむ!
8月1日に解禁となった千葉県・片貝港のヒラメ釣りだが、さらに9月1日には近場の“新ポイント”が解禁になった。LT(ライトタックル)でも十分楽しめると聞き、9月3日片貝港『勇幸丸』の乗合船に乗った。
9月1日の釣果は1~8匹!
片貝沖のヒラメ釣りは、使用オモリの違いで60号を使うノーマルタックル(NT)と40号使用のライトタックル(LT)に分けられる。又、最近はジギングでも釣果が上っている。3日午前3時30分に片貝港の電話ボックス前の『勇幸丸』待合所に到着すると、6人の常連さんが待っていた。NT4人、LT+ジギング2人、私を入れて7人で定刻5時に出船した。9月1日には1~8匹の好釣果も上っており期待十分。
開始1時間で全員が型を見る!
港を出てすぐにイワシ漁の漁船が操業していた。8月には居なかった餌になるイワシ(ベイト)が来ているという事はヒラメの活性も高そうだ。ベタナギの中、航程1時間程で釣り場に到着、5時に竿を出した。まずは水深31mライン(海水温23度台)でスタート。
開始5分、左舷トモ(船尾)の小室栄蔵さん(加須市)が船中第1号を釣り上げた。やはりスタート直後は緊張するせいかアタリがあっても合わせに失敗したり、途中でバラしたりで全員一喜一憂したが、開始1時間程で全員が1kg級のヒラメを釣り上げた。この日の“喰いパターン”が判ってくると、流石に常連のベテラン勢、一人、また一人と2匹目、3匹目を釣り上げ出した。NTとLTの差はほとんど無い感じだ。流し釣りなので小移動を繰り返し、アタリが連発する場所や全くアタリの無い場所もある。海底は岩盤の場所も、根回りの事もある。根掛り注意のアナウンスもある。8時から私も竿を出した。
小潮まわり実釣2時間で3匹!でも未練が…
水深34mライン。右舷2番目でオモリ40号、道糸PE2号のLTの船宿仕掛けでスタート。置き竿にして取材道具を整理しているとすぐにアタリ。2.7mの胴調子の竿が「送り込み」や「食い込み」を待つ間も無く一気に竿先が引きこまれ、簡単に1匹目が上ってしまった。潮も緩く40号オモリでも容易に底取りが出来て、オマツリすることも無い。勝浦方面からの潮の流れがヒラメの活性を上げているようで、2投目にもアタリがあったがハリに掛からず、餌を付けてすぐの3投目。着底と同時のアタリでイワシを喉の奥に咥えたヒラメが釣れて来た。10時までに3匹のヒラメと根回りでクロソイを釣って、竿をしまったが、10時少し前に、右隣り(右舷3番目)の来生仁さん(千葉市)とほぼ同時に大型が掛かり、ドラッグが滑ってラインが2m出て、慎重にやり取りしたが残り15m位でハリが外れてしまった。来生さんも海面直下でバラシ。逃がした魚は…残念無念。
後半、怒涛の入れ喰いタイム!
10時頃から更に食いがよくなった。船長はタモをもって船上を走り回って大忙し。上ってくるヒラメは殆どハリをがっちり飲み込んでいた。“外道”にイナダも掛り、残り時間が気になったが11時に終了となった。
竿頭は2kg級2匹を含む9匹の古屋守さん(相模原市)で船中39枚。この日のビックワンは石塚喜道さん(柏市)が釣った3kg級。バラシやハリ掛かりしなかったアタリは、各自釣り上げた数とほぼ同数あった。
期待十分、10月には全面解禁!
市東吉雄船長は、「潮の流れも良く好調でしたね。今日のポイントは9月解禁の場所で当分期待出来ますよ。LTの人は深場や流れが速い時用に60号のオモリも持って来て下さい」と言う。
10月には全面解禁が待っている。一部のポイントでこの釣果である。全面解禁後は無論、すぐにでも再釣行を計画したくなった。『勇幸丸』はハナダイの出船もあるので、事前電話確認を。
※東日本大震災の補強工事で岸壁が高く改修されている。早朝乗船の際は十分に注意されたい。
(釣りビジョンAPC・野口壮一)
今回利用した釣り船 |
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千葉県片貝港『勇幸丸』 〒299-3201 千葉県山武郡大網白里町北今泉3404 TEL:0475-77-2594 詳細情報(釣りビジョン) 勇幸丸ホームページ |
出船データ |
ヒラメ予約乗合:1万2,000円(税込) 定休日:毎月第二・第四金曜日 オリジナル仕掛け(2組): 船内で購入可能500円 貸道具・氷:無料 |