萬司郎丸・神奈川県片瀬江ノ島
楽しさ満載!湘南・江ノ島沖の午前マダイ五目船!!
平日でも17人乗船!
5月25日(水)、朝5時半に港に到着、港内の広い駐車場に車を停めた。駐車場代は1日300円(受付時に支払う)。出船準備に忙しい北村匡司(きたむら・まさし)船長から、「一昨日はマダイが数多く顔を出したし色々釣れたよ。まっ、今日も頑張ってみます」と期待の持てる言葉。確かにその日の釣果情報は、何とマダイのトップは15尾。他にもクロダイ、スズキ、イトヨリ、アジ、シコイワシ等が釣れ、まさに“五目釣り”。そのためか、この日は平日にも関わらず17人が乗船した。
釣り場は鼻の先の超近場
定刻の6時半に出船。釣り場は航程5分の目と鼻の先。「ハリスが回転してヨレてしまうので、付け餌のオキアミは必ず真っ直ぐに付けて下さいね」と、船長からアナウンス。まずは水深25mの浅場からスタートした。基本的な仕掛けは80号ビシにテンビンのオーソドックスなコマセマダイ・スタイル。タナは毎回船長が指示してくれる。使用するハリスの長さや太さはそれぞれだが、迷ったら船宿で売っている仕掛けがお勧め。詳しくは船長に聞けば色々と教えてくれるので心配無用。
苦戦の予感!?
開始から暫く経ったが期待に反して誰の竿にもアタリがない時間が続いた。「だいぶ潮色が澄んじゃったね…こりゃちょっと厳しいかも」と船長から苦戦を予感させるアナウンス。そして何度目かの小移動の後、右舷胴の間(中央)の釣り人にようやく船中1尾目の“タイ”が上がった。ハナダイだったが“赤い魚”が釣れたことで船上は活気付いた。しかし、その後が続かない。1時間後、葉山沖水深35mに移動したところで、船宿の貸し道具で釣っていた右舷胴の間の人にようやくマダイがヒット!サイズは小さかったが立派な“本命”だ。
イワシの大群現る
この頃、海面直下にイワシの群れが見え始め、そこかしこで海面近くに小さなナブラが起き、次第にハッキリと視認できるほどの大群になって船の回りを横切るようになった。と同時に仕掛けにシコイワシが掛かり始めた。左舷ミヨシ(船首)から2番目の釣り人は「僕の奥さん、このイワシが大好物なんだ。嬉しいお土産だな~」とイワシをクーラーに収めていった。確かにこれも立派な獲物の1つだ。この人、我が釣りビジョンの大ファンとのこと!
マダイ現る!そしてメジナ連チャン
時計が9時を回った頃、シコイワシに紛れてこの日2尾目のマダイが、先程の人にヒット。小型だが価値ある1尾。その後、同じく葉山沖の根周りのポイントでメジナが釣れ、右舷ミヨシの2人にもメジナがダブルヒット。この釣り人も嬉しいことに釣りビジョンの大ファンだと言う。TVは勿論のこと、「プレミアムマガジン」も熟読、いつも参考にして頂いていると言う。「釣れたら写真を載せますんで!」という約束が果たせたのも嬉しい限り。
最後はサバ入れ食い!
その後、移動を繰り返したが、どこもきれいなコバルトブルーの“澄潮”で魚からの反応は無かった。そして、葉山沖から江ノ島沖に移動中、あのイワシの大群に大きな鳥山が立っていた。船長は、すぐさま鳥山に向け爆走。「サバが食ってるよ。上から30m!狙ってみて」と船長。そこからサバの入れ食いが始まった。このサバがシコイワシをたらふく喰った50㎝を超える幅広パンパンの大型揃い。いかにも美味しそうなサバのラッシュとなった。この日の状況を考えるとこれも嬉しい1魚種だ。これで全員が“お土産”を確保。左舷胴の間の釣り人がウマヅラをゲットして船中五目釣りは達成された。サバの入れ食い状態が続く中、12時半の沖上がり時間を迎えた。
翌日からまた好釣果!!
風向きや潮流は勿論、海は様々な要素で日々そして刻一刻と状況が変わる。そんな中、『萬司郎丸』の“午前マダイ五目釣り”は、その時々で釣れる魚種を狙っていく。今回の状況は決してよくなかったが、取材翌日(26日)には状況が好転、主役のマダイもトップで9尾、そして2㎏弱のクロダイやメジナも釣れた。更にその翌日(27日)には、マダイがトップ15尾、スソ(最低)でも5尾の大釣りも記録された。しかもクロダイ、メジナ、イシダイまで交じって豪華な“五目釣り”を達成している。“マダイ五目釣り”「時期的にもこれからまだまだ楽しめます」と、船長も太鼓判を押している。チャンスは十分だ。
(鈴木 恭介)
今回利用した釣り船 |
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神奈川県片瀬江ノ島港『萬司郎丸』 〒319-1222 茨城県日立市久慈町1-5-23 TEL:0466-23-8309 定休日:第1・3・5火曜日 詳細情報(釣りビジョン) 萬司郎丸ホームページ |
出船データ |
乗船料金:7000円(氷・コマセ付き) オキアミ:500円 レンタルタックル500円(竿、リール) 出船6時半~帰港12時半頃 |