反応は良好で、後半戦もキハダ、カツオのヒットが続いたが、フックアウトやラインブレイクも多かった。〝魚体とラインが接触すること〟が起因になったり、ややアンダーパワーのタックルだと主導権を握れなかったりする。しかしながら、フカセ釣りの特性上あまりハードなタックルバランスにしてしまうと、口切れやライン自体に負荷が掛かり過ぎてしまう。例えば、ルアーで狙う場合のリーダーは圧倒的にフカセのハリスよりも太い(一般的にはPEラインの太さの4倍程度で、PEが4~5号であればリーダーは22~30号)。多少魚体に触れても耐えうる太さを選択すること、ここが活きたイワシを付けて狙うフカセのテクニックとカンドコロになるだろう。その後、船中4人が同時にヒットする場面もあり大忙し。この状況から、今年は良くなると実感。さらに数本のキハダが上がった後、1時間ほどファイトを続ける釣り人がいた。うっすらと海中に見えると船中大興奮。なんと40kgオーバーのキハダマグロだった。疲労困憊だったようだが、その表情からは大きな達成感も感じ取れた。ここでタイムアップとなった。下船後には記念撮影を行ったが、良型カツオに大型キハダに撮れ高は満点。これから大型が回遊する季節に突入する。タックルセッティングは万全に、ぜひとも大型青物の釣りにチャレンジしていただきたい。