かくしてこの日の竿頭はサワラを2本上げた左舷ミヨシ3番目の中村さんと4番目の深田さん。そして朝イチに船中2番目の良型を上げた田島さんの3名。次点のサワラ1本は乗船した半数の方々という、何とも平和なランキングに。惜しくもサワラを手にできなかったアングラーも、サゴシサイズやワラサやタチウオを釣ってお土産はしっかり確保。最終的な船中の釣果は、サワラ16本、タチウオ10本、ワラサ1本、イナダ2本と、充分満足のいく結果に。ところがさらに翌日にはサワラが船中で31本と、ダブルスコアの絶好釣となった。こういった好釣果の日に当たるには、やはり通い詰めることが最短距離と言えるだろう。魚を掛けるまでの全力巻き、そしてドラグが鳴り響き、竿が引き絞られる猛烈なファイト。さらに、帰宅後に味わう豊かな食味と、何度も楽しめる秋の東京湾サワラ。スポーツの秋と食欲の秋を一度に満喫できるこの釣り、ぜひ一度チャレンジしてほしい。