2024年01月22日公開
今季のダイワ、大注目のNEWアイテムが、5年振りのモデルチェンジを果たしたセルテートだ。タフさと剛性を追求し続けるセルテートにも、次世代スピニングリールの設計思想である『エアドライブデザイン』を搭載。NEW セルテートは、どのような進化を遂げたのか?
タフでなければセルテートではない。ただしタフなだけのセルテートでもない!
ダイワのタフ系スピニングリールの代名詞として人気の高いセルテートが誕生20周年を迎え、5年振りのモデルチェンジを果たした。「強さと同時に回転性や快適性を手に入れたリールの完成形」というのがNEWセルテートの正体のようだ。
担当者「強さの面ではタフデジギアに加え、特殊表面処理を施したドライブギアに変更することでギアの表面硬度を向上させました。そのため瞬発的な負荷によるギアへのダメージが軽減。また、ハンドル軸に新形状のウォータープルーフハンドルシール(防水パッキン)を採用することで、防水性も以前のモデルより向上しています」
そして、当然とも言えるが、NEWモデルには次世代スピニングリールの設計思想である『エアドライブデザイン』を採用。『エアドライブデザイン』を構成する4つのテクノロジー【エアドライブベール】【エアドライブスプール】【エアドライブローター】【エアドライブシャフト】のすべてが搭載されたことによって、NEWセルテートは『強さ』だけでなく『軽快な操作性』をも手に入れたのだ。
セルテートが手に入れた快適な操作性〝潮目の変化も手感度としてとらえられる!〟
アルミ製のフルメタルモノコックボディに特殊表面処理で表面硬度を高めたドライブギア、そして防水性の向上。質実剛健を追求するセルテートならではのさらなる進化を遂げ、タフさは従来よりもアップしている。しかし、それだけで終わらないのがNEWセルテート。そこに快適な操作性も付加させているという。
担当者「簡単に言うと、フロント部分のローター、ベール、スプールを軽くすることで、持ち重りのしない操作性の高い釣りが可能となりました。そこに寄与しているのが『エアドライブデザイン』です。前作のセルテートのローターも剛性が高く好評だったのですが【エアドライブローター】を取り入れることで非常に軽い巻き出しと操作性を得ました。また、球体から切り出したような独特な形状の【エアドライブローター】は非常に効率のよいローターで、同じ強さなら、より軽く作れるといったメリットもあります。これによって操作性や巻き感度が格段に向上。例えばソルトのルアーフィッシングなら、潮目の変化なども手感度としてとらえやすくなります。これが【エアドライブローター】の恩恵です」
19セルテートにはなかった低番手モデルもラインナップ
これまで同様、ときに強引なファイトが必要とされるシーバスやサーフの釣りにおいて、3000~4000番クラスが高い支持を得ることは想像に難くないが、NEWセルテートには2000番クラスの低番手もラインナップされているところにも注目したい。
担当者「タフさが身上のリールなので、繊細さが重要視される小型モデルを前作では設定していませんでした。でも、メバルを筆頭としたライトソルトやトラウト志向のお客様から2000番クラスを要望する声も多かったんです。また、これまでは『セルテートって、タフだけどそれなりに重いリールだよね』というイメージを持たれる方が多かったのも事実。でも、NEWセルテートはフィネスカスタムの2000Sで170g。同じくフィネスカスタムの2500Sで175gに仕上げています。なのでセルテートも全然、重くないんです!」
個人的には渓流トラウト用にFC LT2000S-Hと大型トラウト&シーバス用のLT4000-CXHが気になるところ。NEWセルテートが、ライトゲーム、ソルト、トラウト、そしてライトジギングまで、あらゆるアングラーの注目の的になることは間違いないだろう。
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この記事を書いたライター
地元・多摩川での釣り&野外活動を楽しみつつ、自身でもトラウトやシーバスなどのルアーフィッシングを嗜む。冬はカワハギ釣りにも熱くなる!