2024年01月24日公開
優れた実釣能力とタフコンセプト、そしてコストパフォーマンスから、日本のみならず北米のバスプロからも高く支持される「タトゥーラTW 100シリーズ」がモデルチェンジ!次の10年を見据えた第3世代の新型タトゥーラTW100は、どのように生まれ変わったか!?
これまでのタトゥーラのよさを踏襲しつつ、タフさをグレードアップ!!
タトゥーラは2013年に北米の釣具展示会で発表され、瞬く間に世界のバスアングラーに支持されるリールへと上り詰めた。以後、さまざまな派生モデルを生み出しつつ、2019年に第2世代へとフルモデルチェンジを果たした。そして、2023年12月、ブランド発表から10年を迎え、遂に第3世代の新作タトゥーラTW100が誕生したというわけだ。この新作について、アメリカのバストーナメントにも参戦するバスプロスタッフの小池貴幸さんに解説してもらった。
小池プロ「新しくなった点は『ハイパードライブデザイン』の搭載ですね。元々、タトゥーラはヘビー系のロッド&ルアーを使うためのリールです。そのためリールにもタフさが求められていました。新作では、前作にはなかったテクノロジー『ハイパードライブデザイン』を採用。これによってシーズン中、タフなシチュエーションで使い続けても滑らかで快適な状態のままであるリールに生まれ変わりました。僕はタトゥーラをメイン機種として、アメリカのトーナメントでゴリゴリに使い倒しているのに、まだ全然、ギアがスムーズです。使い方もタフなので、前作では最低でも、年1回はオーバーホールの必要性を感じていましたが、僕らレベルが使っても年1回のオーバーホールをしなくてもいいかな?と思えるくらいのタフさです。もちろんオイルアップやグリスアップの必要はありますが、ギア自体が強化されたことを身をもって体感していますね」
巻きモノ、ワーム、それにフロッグなどをこなす3タイプのギア比がラインナップ!
フィネスの釣りをタトゥーラで……というのは無理があるが、ベイトタックルを使ったフィネス以外のバス釣り全般では、3タイプのギア比があるNEWタトゥーラTW100でこなせそうだ。
小池プロ「たとえばギア比6.3ではチャターベイト、スピナーベイト、そしてクランクベイトなどの巻きモノ関係。ギア比7.1ではテキサスリグやジグストなどのワーム系。ギア比8.1では僕の場合、PEを巻いてパンチングやフロッグに使おうと思っています。そういうシチュエーションがないなら、20~25lbを巻いて1オンスぐらいのリグでブッシュ撃ちですかね。本当にフィネス以外はほぼタトゥーラですね。価格帯的にはエントリーユーザーの方にも入手しやすいと思うので、その点も魅力ですよね」
ビギナーが1台に購入するなら、まずはギア比6.3のモデル!
高い基本性能とタフコンセプトを詰め込みつつ、他モデルと比較して、コストパフォーマンス的にも魅力の新作タトゥーラTW100。エントリーの方やビギナーの方が、最初に購入するとしたら、どの番手のモデルがオススメだろうか?
小池プロ「それで言うなら、僕のオススメはギア比6.3のタトゥーラTW100か100Lですね。ギア比って高くなればなるほど、ちょっとハンドルを動かしただけでラインスラックをすごく取ってしまう。糸フケが張りすぎてしまうとどうしてもアタリが減ってくるので、釣れる糸フケを作っておくためにもビギナーの方なら、ギアはいわゆるノーマルギアのモデルがオススメです。カバーまわりの釣りで、掛けた瞬間に一瞬でも首を振らせないぞ!という理由でギア比の8.1のXH(エクストラハイギア)というのは正解ですが、ロングキャストでいろいろな場所を探りながら巻いてくるのであれば、最初は6.3でいい。それから釣りに慣れて来たら、H(ハイギア)の7.1を取り入れるような順番がいいと思います」
なるほど。上位機種だと異なるギア比のモデルを2台購入というチョイスは難しい。だけど、バスプロも認める性能も耐久性も、そしてコスパも高いNEWタトゥーラTW100ならば、ギア比の異なる2台を購入という選択肢もあり得る。また、ソルト対応機種だから、流行りのベイトタックルシーバスやロックフィッシュの釣りなど、NEWタトゥーラTW100が活躍するシーンは間違いなく多い。
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この記事を書いたライター
地元・多摩川での釣り&野外活動を楽しみつつ、自身でもトラウトやシーバスなどのルアーフィッシングを嗜む。冬はカワハギ釣りにも熱くなる!