2022年02月08日公開
ブラックバスの好釣り場として知られる山梨県・富士五湖のひとつ、河口湖。この季節、主役の座はワカサギとなる。厳寒期にも快適な釣りが楽しめるドーム船でのワカサギ釣りに挑戦して来た。
夜明け前の富士山がくっきり
シルエットも美しい富士山が見られる時間帯に、富士河口湖町の『湖波丸』の船着き場に到着した。吐く息は真っ白で空気が冷たかったが、狙い通りに夜明け前の富士山がくっきり、湖面の向こうに浮かび上がっていた。ワカサギ釣りは、大掛かりな道具も仕掛けも不要。レンタルタックルもあり、初心者にも気軽に楽しめ、食べても美味しいという嬉しい対象魚だ。富士山に手を合わせ「頑張るぞ!」と呟いた。
船内はしっかりコロナ対策!
『湖波丸』でライフジャケットを借り、送迎の小舟に乗ってドーム船に向かった。湖面の水際には氷が打ち上げられていた。ものの数分でドーム船に到着。ドーム船に入って思わず口を吐いたのは「あったか~い!」。船内には暖房が入っている。それでも寒がりな私は、両足と腰、首にカイロを貼って万全の“装備”で対応した。
船内は、しっかりとコロナ対策。出入り口には消毒用アルコール、釣り座ごとにビニールシートが張ってあった。
空いている釣り座を見つけて準備。まずは電動リールを湖に落とさないようにストラップを付け、“たたき台”に繋ぎ、ハサミ、手拭きタオル、餌(赤サシ)入れ、仕掛けをセッティングし準備万端。
丁寧な釣りを心掛けると……
乗り合わせた常連の方が「最近は、早い時間に良く釣れて、その後は全然釣れなくなる」と言っていた通り、“朝一”は好スタート。釣り座によって差はあったが、水深7~9m(湖底)まで魚群が次々と現れ、魚探の画面は真っ赤。「これなら、私でもかなりの数を狙える……!?」とワクワク。
仕掛けはハリ1.5号の5本バリ、長さは1m程。初心者にも扱いやすい。しかし、アタリはあるのだが、しっかりハリ掛かりせずバラしてばかり。巻き上げている最中に水中で外れる事が何回もあり、自分のぶきっちょ加減に呆れる。そこで、丁寧な釣りを心掛けると3匹、次は4匹と1度に釣れる数が増えていった。
間もなく「パーフェクト5匹!」にも成功した。
最後の最後に“爆釣”!
暫く入れ喰い状態が続いたが、10時を過ぎる頃になると、常連さんが言っていた通り、全く釣れなくなってしまった。さらに午後になると、河口湖“定番”の強風も吹き出した。「この強風で、ワカサギの活性が上がるといいが…‥」と期待したが、残念。人生そんなに甘くない(笑)。
「最後の最後に群れが来るかも知れない…」と『湖波丸』のスタッフが言っていたが…。魚探の画面は、クリアそのもの。終了時間の14時半に刻一刻と近づいていった。13時半を回ると、周りの方々が片付け始めた。「私ひとり、片付けが遅くなったら申し訳ない」と思いつつ後ろ髪を引かれる思い。
「今、仕掛けに付いている餌を最後にしよう」と決めて、14時5分に仕掛けを下した。そして数分後、“爆釣”がスタート!群れが来たのだ。「やったぁ~♪諦めずによかった」。仕掛けを落とせば釣れる-最高の時間帯に突入!ハリ掛かりをしっかりさせ、バラさないように注意して、15分程で30匹以上を追加した。
大満足で道具を片付け、帰りの小舟に乗り込んだ。離れていくドーム船を見ながら「楽しかったよ~!!また来るね」と語りかけ、帰路に着いた。
釣ったワカサギは美味しく頂く
私にしては“大漁”だったので、女子の釣り友にお裾分け。「ワカサギは釣りたてが最高♪」。家族でとても素敵な料理を作って、私に写真を送ってくれた。天ぷら、甘辛煮、アクアパッツァ!! 本当に美味しそう。私は“定番”の塩焼きに、佃煮を煮ているところだ。
施設等情報
施設等関連情報
※ドーム船出港時間:7:00 帰港時間:14:30
※ドーム船出港場所:湖波桟橋(富士河口湖町浅川)
車 国道137号線(御坂みち)の河口湖大橋手前、ホテルルートイン河口湖のとなり(駐車場あり)