釣りビジョン

和歌山県・伊都郡、弁天谷川でのカワムツ釣り!

2022年02月14日公開

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「和歌山県は“淡水小物”の宝庫」。私は常々そう思っている。そんな豊富な対象魚の中でもメインで狙っている魚はカワムツ。能登半島と天竜川水系以西を中心に分布しているが、琵琶湖産の稚アユの放流に紛れて、東日本にも分布域を広げている。伊都郡かつらぎ町妙寺付近を流れる紀ノ川支流・弁天谷川では、周年でカワムツの活性が高く、冬でも良型が釣れる。

愛用のハリは、刺さりのよい「金袖2号」

私が釣り具の中で一番こだわるのがハリだ。魚に直接触れる部分であり、特に淡水小物釣りのような繊細な釣りには、掛かりのよいハリを選ぶことが釣果を左右するといって過言ではない。愛用するハリは「金袖2号」。その鋭いハリ先が、カワムツの固い口を見事に貫通してくれる。あのバラシの悔しさも軽減してくれるというものだ。誰でも気に入ったハリにめぐり合うためには、様々なメーカーのハリを試すことになる。私自身も釣り歴30年目にして、このハリと出合うことが出来た。

2月初旬、穏やかな日を選んで

2月初旬、弁天谷川に入ったのが午前10時。タックルはカーボン製1.5mのタナゴ竿に道糸0.8号、小玉ウキ、ガン玉6号、そしてハリは0.4号ハリス付きの「金袖2号」である。タナゴ竿を使用しているのは、このポイントの川幅が狭いためだ。

そっとポイントを覗き込んでみると、カワムツが活発に泳いでいるのが見えた。仕掛けを投入して3分程で、玉ウキが横に動くアタリ。そっと合わせると確実にハリ掛かりしている感触がある。ポイント上に木の枝があるため、下流に引っ張って取り込む。8cm級のカワムツ。こんな調子で5、6分おきにアタリが出た。しかし、11時までに11尾を釣り上げたが、ここでアタリが止まった。恐らく魚がスレてきたのだろう。

2桁釣果を達成しているので、ここで納竿でもよかったのだが、もう少し粘っていると玉ウキが真下に引き込まれた。すかさず合わせると,竿先が水面に引き込まれるような感触が伝わってきた。少し泳がせ、下流に引っ張ってキャッチ。この日一番の良型カワムツで、18cmだった。この魚で満足して納竿した。

 

迷わず必釣マイポイントに直行

私事で恐縮だが、平日の午前中は自営業の仕事をしている。とにかく平日の午後からが釣りに行ける時間帯である。そのため、狙う魚種と行く川を決めたら、迷わずに直行するマイポイントを5カ所ほど持っている。幸いにして、カワムツやタカハヤ釣りという“マイナーな釣り”をメインにしている私は、この5カ所のマイポイントで釣り人と遭遇したことは1度もない。今のところ独り占め状態である。そのうちの1つが今回の弁天谷川のポイントだ。

この日の釣果は12匹!次は嵯峨谷川でタカハヤを狙いたい

この日の釣果はカワムツのみ12匹。平均サイズは8、9cmだった。次の釣行日は決めていないが、週間天気予報を見て、暖かくなりそうな日をチョイスし、和歌山県橋本市高野口町の嵯峨谷付近を流れる嵯峨谷川にタカハヤをねらって釣行するつもりだ。

施設等情報

紀ノ川支流 弁天谷川
〒649-7113 和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺付近

施設等関連情報

公共交通機関:JR和歌山線 ・中飯降駅下車、南へ徒歩10分
車:駐車場がないので、自動車釣行はやめたい
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

中辻 久範
駆け出しの釣りライター。カワムツ、タカハヤ、タモロコの3種をメインに、週に最低1回は釣行に励んでいる。
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