釣りビジョン

東京・江戸川区、旧中川のハゼ釣りがスタート!

2022年08月02日公開

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東京地方の小・中学校も夏休みに入り、“江戸前ハゼ”もシーズンを迎える。都営新宿線・東大島駅(江戸川区)下を流れる旧中川は、運河を通じて隅田川にも通じているハゼの好釣り場である。7月の第3土曜日、今シーズンの状況は如何に?と出掛けてみた。

釣り場までは、改札口から徒歩2、3分

都営新宿線・東大島駅には、大島口(新宿寄り)と小松川口(本八幡寄り)の2つの改札口があり、どちらを出ても旧中川岸までは徒歩2、3分である。周囲に駐車場がないわけではないが、河川敷に駐車場はない。出来れば電車釣行を勧めたい。
旧中川は、潮の干満の影響をほとんど受けない。そのため、釣行時間を気にする必要はない。この日ものんびりと我が家(中野区)を出掛け、午前8時半過ぎに東大島駅に着いた。小松川口の改札を出て、すぐ傍にあるコンビニで買い物をして左岸側に向かった。土曜日なので若干の混雑を予想していたが、シーズン初期という事もあるのか、釣り人の数はパラパラ程度。高架になっている東大島駅の下の日陰に入ることが出来た。

待つ間もなくシモリウキが引き込まれる!

この釣り場には毎年来ているが、今回は昨年よりも1週間早い釣行となった。「まだサイズが小さいのでは…」との不安があったが、先着者の活かしビクを覗くと、この時期としては、上々サイズのハゼが泳いでいた。川面を覗き込むと、底の小石迄はっきりと見え、手前の浅場には小型のハゼやダボハゼ(チチブ系)が群れていた。
小生は、ここではエンコ釣り(岸で椅子に座って釣る)と決めている。早々仕掛けの準備をして座り込んだ。11尺(約3.3m)のカーボンのテンカラ竿に小型玉ウキ3個を配したシモリ仕掛け(道糸0.8号、ハリス0.6号7、8cm、袖5号のハリ)をセットして餌の青イソメを付けて振り込んだ。待つ間もなくシモリウキが引き込まれ、軽く竿を立てて合わせると、10cm級のハゼが小気味よい引きで上がって来た。

 

魚影、サイズ共に上々!3時間半で158匹!

岸から3、4mの辺りを中心に仕掛けを入れると、すぐにアタリが来る。時折空振りはあるものの暫くはほぼ入れ喰い状態。サイズは6、7cmの小型も交じっては来るものの大半が10cm前後、11、12cm級が掛かると、結構な引き味を味合わせてくれる。この時期としては魚影、サイズともに申し分ない。
午前10時を過ぎる頃になると、周囲の釣り人の数が増え出した。そのせいもあり、やや喰いが渋くなったが、それでもほとんど途切れることなくアタリが続いた。11時を過ぎる頃になると、周囲にいた釣り人が引き揚げて行き、周囲5、6mの範囲に小生一人になった。すると、完全な入れ喰いとなり、箱ビクの中はハゼで埋まっていった。
正午過ぎに納竿したが、数えてみると158匹。5、6cmの小型はリリースしていたので正味3時間半で約2束(200匹)と上々の釣果だった。今シーズンの“江戸前ハゼ”は大いに期待出来そうだ。

餌の“事前調達”忘れずに!

旧中川では、上流域や隅田川に向かう運河との合流点まであちらこちらでハゼ釣りを楽しむことが出来る。周囲には各所にトイレやコンビニなどがあり、夏休み中の子供を連れてのファミリーフィッシングにもピッタリな釣り場だ。ただし、近所に餌を扱っている釣り具店がないので、餌の青イソメは“事前調達”が必要なのでお忘れなく。

施設等情報

旧中川
東京都江戸川区小松川1丁目

施設等関連情報

公共交通機関:都営新宿線・東大島駅
車:首都高速小松川線・錦糸町ICから約5km
※トイレあり
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

黒岩 海牛
釣り歴60年を超える釣り爺。60を超える国と地域で魚釣りを体験。ジャンルはタナゴからカジキ迄何でもやったが、還暦を過ぎた頃からは、マブナ、タナゴ、ハゼ、手長エビなど淡水区の小物釣り中心に楽しんでいる。
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