新修丸・神奈川県金沢八景
釣ってよし食べてよし!東京湾のカサゴ、今が“旬”!!
出船は朝7時半!
出掛けたのは3月11日。日曜日ということもあり14人のカサゴフリークが集まり大賑わい。『新修丸』の看板犬・マルちゃんも釣り人に愛想を振りまき、スタッフと一緒に立派に接客していた。まずは道具一式を借りた。カサゴ船担当の石田和也船長に釣り方のアドバイスを求めると「普段通りで大丈夫。今日も問題無く釣れますよ!」と頼もしい返事が返ってきた。出船時間は朝7時半。船は定刻通り桟橋を離れた。
朝イチから喰い活発!
釣り場は航程20分程の猿島沖北東エリア。水深35~40mへ下る根周りからスタートした。「海底は起伏のある岩礁地帯です。根掛りに注意しながら常に底立ちを取って下さいね」と船長。朝の内は、前日の悪天候の影響で多少船がバタバタしてひと流し目は不発に終わった。しかし、次の流しからはアタリが連発。船の揺れなど関係無く船中のそこかしこで“本命”のカサゴがポンポンと勢いよく釣れた。しかも、そのほとんどが20cm級のまずまずサイズ。船長の言葉通り期待が持てる展開になった。
船長直伝!カサゴ釣り講座
釣り方や道具の詳しい説明は、別図と石田船長自ら解説している動画をご覧頂きたいが、胴突き仕掛けにサバの切り身餌が基本的なセッティング。サバ餌は船宿で用意しているが、ドジョウやホタルイカなどの好みの餌(“特餌”)を持参する人も多い。勿論、サバ餌でも十分釣れるが、時として“特餌”が功を奏する事もある。餌の使い分けは、「アタリが増えた」、「ハリ掛かりが良くなった」などの変化で試していけばよい。もし“特餌”を持参したい場合は経験豊かな船長に聞くのが一番だ。釣行前には是非とも船宿に電話で問い合わせて頂きたい。“アタリ餌”や喰わせるパターンを探すのもこの釣りの面白いところだ。
ぶっ飛ぶ潮に四苦八苦!
その後、暫くは猿島沖北東エリアに点在するポイントで順調に釣れ続いたが、時計が9時を過ぎた頃には下げ潮が効きだし、極端に潮が速くなった。ぶっ飛ぶ潮にオマツリや根掛りが続発、アタリも減り、何故か釣れる魚のサイズも小さくなっていった。ここで私も竿を出したが、時既に遅しの感・・・。サバ餌で小まめなタナ取りと誘いで“本命”はポロポロと釣れてくれるものの“お子様サイズ”ばかり。11時半。猿島の反対側(東南)に移動。相変わらず潮は速く我慢の釣りは続いたが、それでもコンスタントに誰かしらの竿が曲がり続けた。そして、その頃には、天気は好転し海上はベタナギとなり、日差しが降り注ぐ絶好の釣り日和になっていた。
苦戦しながらも釣れ続く!
13時の潮止まり時間が近づくにつれ潮は緩まり、ベタナギの海も相まってまったりとした雰囲気になった。だが、ペースは落ちたものの“本命”のアタリはポツポツと続く展開。私はというと、相変わらず“お子様サイズ”のオンパレード。だが、他の人もほぼ同サイズが多かった。 そのまま14時半の沖上がり時間を迎え終了となった。結果は、トップが28尾でスソ(最低)は4尾。サイズは最大29㎝とまずまずの成績だった。餌はサバでもドジョウでもホタルイカでも良く釣れた。「残念ながら、前半潮が速過ぎましたね。程良く流れていればもっと釣れたはずです」と船長。冒頭のセリフ通り今後も大いに期待が持てる内容。春本番も近い。ファミリーでカサゴ釣りを満喫してみては如何だろう。
(鈴木 恭介)
今回利用した釣り船 |
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神奈川県金沢八景『新修丸』 〒236-0025 神奈川県横浜市金沢区野島町10 TEL:045-784-2636(定休日:毎週木曜日) 詳細情報(釣りビジョン) 新修丸ホームページ |
出船データ |
乗船料金:土日祝日8,000円、平日7,500円(餌、氷付き) 貸し道具:500円(竿&手巻きリール) 駐車場1日:500円 |