2022年08月19日公開
今シーズン、荒川のハゼは絶好調!下流域を中心に竿を出したが、何処でもいい感じで釣れた。しかもサイズが良く7月末でも18cm級の大型も交じった。河口付近では、クロダイやシーバスも狙える荒川。東京湾目前の右岸・新砂町の清砂橋近辺で“昼ハゼ”と“夜セイゴ”を楽しんで来た。
ハゼの最大は18cm!15cm以上が6匹
結果から報告すると、釣果は予想以上でハゼは小型でも10cm、最大は18cm、15cm以上が6匹で総数は短時間で30匹(大型だけ10匹をキープ)の好成績。例年なら8月上旬の時期は、6~10cm級が多いので今シーズンは“大当たり年”なのかも知れない。
この日は、17時から日没までハゼ釣りを楽しんで、暗くなってからはウナギ&シーバス(スズキ・フッコ・セイゴ)狙いのぶっ込み釣り。延べ竿でのハゼ釣りで上記の釣果を記録した後、リール竿に変えて1投目からセイゴが入れ喰いになり、12、13匹(全てリリース)を釣ったところで餌切れになって終了した。17~21時の短時間の釣りだったが、とても面白い釣行となった。
近場で手軽に楽しめるので、夏休みのファミリーフィッシングにもピッタリな釣りと言えよう。
※釣行してみていくつかの気づきがあったので、そのメモをお届けしよう。
ハゼの釣り場
清砂橋下流は、コンクリート護岸の先にバラス(砕石)が5mほど入っているので、その先の砂地がハゼのポイント。潮位0~120cm位までなら延べ竿3.3~5.4mで楽しめる。上げ潮の流れがある時に喰いが立つ。釣り方は1号程度のオモリを付けたミャク釣りが効率的、餌はアオイソメ。ハリは喰いのいい時は大きめの袖5号、渋い時は3号、私は小さめをリリース前提なので“返し”のないアユの逆さバリ4号を使っている。ハリスは0.6~0.8号。
この日は、3.3mの短竿に1号オモリのミャク釣りで狙った。餌の青イソメを3cm程に切り、ハリに通し刺しに付け、バラス先に振り込むと、待つ間もなく明確なアタリ。軽く竿を立てて合わせると、一瞬“糸鳴り”して強烈な引き込み。「えっ!何じゃい、これは…」と、思わず声が出てしまった。釣れて来たのは、何と18cm級のハゼ。例年ならこの時期、ハゼは大きくても10cm級なのだが、“ヒネハゼ(前年の残り)”を思わせるサイズ。しかも、これ1匹だけではなく、その後も15cmオーバーが竿を絞り込んだ。
ここでは、この時期に毎年のようにハゼ狙いで竿を出しているが、こんな事はなかった。ハゼのシーズンは、まだ始まったばかり、今後が大いに楽しみだ。
日没からはウナギとシーバス
ハゼを中心に狙うならポイントは、清砂橋下流がいいのだが、日没後にシーバスを狙うなら橋の上流がいい。護岸からすぐ深くなっているのでぶっ込み釣りが楽に出来るのでお勧めだ。
当日は、22時過ぎが満潮(大潮)だったので、日没直後でも護岸下で水深約1.5mあり、手前まで魚が回って来る潮具合。シーバスにはよさそうな状況だった。餌は、ウナギへの期待もあるのでアオイソメ2匹掛け、ジェット天ビン10号、ハリス5号、ウナギバリ15号でスタートした。
すると、1投目からアタリがあり20cmほどのセイゴが釣れて来た。これを皮切りに10数投するまで何と空振りなしでセイゴ級ばかりだったが入れ喰いになった。間もなく餌切れとなって納竿したが、魚影の濃さは半端ではないようだ。
※10cm以下のハゼを活餌にすればシーバスを狙えるが、日没後は、アカエイの猛攻も多くなるので終了とした。
また、この辺りは、ルアーでのシーバスフィッシングの好釣り場としても知られた所。この日は小型のセイゴ級ばかりだったが、80cm級のスズキも望める所。これからの時期はフローティングミノーでの釣りも面白い