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新潟県:糸魚川市 姫川へ再び!パワフルアユよ、覚悟!リベンジだ!!

2022年09月08日公開

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今年念願の初釣行が叶った新潟・姫川!前回の釣行では、思いもよらぬパワフルな“姫川アユ”に振り回されてトラブル続き。多くのアユを逃してしまった。数日後、仕掛けを整え、ハリを整え、再度“姫川アユ”にチャレンジ。生憎雨になってしまったが、今回は“パワフルアユ”をタモに収めることが出来るだろうか!?

【この記事を書いたライター】SHOHEY

湿度が高く雨&アブの猛攻からのスタート!

朝、目覚めると天気予報通りの雨。しかし、幸いにも増水なし、濁りなし。先日のリベンジを決行すべく、姫川へと車を走らせた。今回も日本海の河川を釣り歩いているおじさまから情報を貰い、前日に合流したアニキと、前回入ったポイントよりも少し下流に向かった。教えてもらった駐車ポイントに着く頃、雨は少し弱くなっていた。しかし、ムシムシと湿度が高く、何とも不快な暑さだ。ここで異変が…。バチバチ!と何かが車に当たる音。「なんだ?」とミラーを見ると、無数の虫が車にアタックしてくる。「なんじゃ~こりゃ~」。フロントガラスに止まった虫をよく見ると…「アブだ~」。そう言えば、前回、おじさまが「ここは“メジロアブ”が出るので気をつけて」と言っていたことを思い出した。前回は幸運にもアブに遭遇しなかったので、すっかり忘れていた。「こりゃ~、参った」。ドアを開けることも出来ないほどアブに囲まれている。しかし、目の前には川が…。早く釣りがしたい。ふと後ろをみると、アニキは車の外に出てタモを持ちアブと戦っていた。タモの中にはたくさんのアブが…。見ているだけでもゾッとしてしまう。「アニキ、凄いなあ~」(笑)。
私は外に出る勇気がなく、車の中で着替えをすることに。後はもう外に出るしかない!意を決して車外へ。バタバタと動き回り、メジロアブに刺されないようにする。「あ~怖い」。このメジロアブに1ヵ所刺されただけでも、相当腫れてしまうことを知っていたので、何としても刺されたくはなかった。バタバタと動き回り支度をしていると、嘘のようにスッとアブが姿を消した。1匹もいなくなった。「え?どこ行ったの?」。まあ~どこにいったかなんてどうでもよい!「チャーンス!」。全員一気に支度を済ませて川へと走った。アブとの戦いから始まった姫川釣行は釣りをする前から汗だく。波乱の幕開けとなった。

活性の上がらない午前中、そして怪しい雲が迫り来る…

まずは前回の釣行から学んだことを活かし、仕掛けをワンランク太い複合の0.07号にした。ハリも大きめの7.5号をチョイス!仕掛けが切れてしまっては話にならない。そして、ポイントは流れのある所で反応がよかったので、今回は流れのある瀬からのスタートだ。相方もアニキもそれぞれ思い思いのポイントへと向かった。雨が降ったり止んだりのお天気だが、何とか小雨程度で済んでいる。いざ、ひと流し目!反応なし。流れの筋を替えるなど、色々探ってはみたが無反応だ。どんどん下って探っていく。それでも反応なし。だいぶ進んでしまい、2人の姿がすっかり見えなくなってしまった。
「何か的外れなことをしているのではないか?2人は釣れているのではないか?」。様々なことが頭を過る。そこで2人に連絡してみる。すると2人は5匹釣れたと言う。色々と聞いて参考に。
まだ午前中。前回も午前中は渋い時間が続いたので、焦ることはないのだが、どうしても焦りが…。このままでは前回同様“トラブル祭”になってしまう。一度気分転換にお茶を飲み一休み。改めてポイント探しをした。長い瀬が続くポイントの最下流。複雑な流れのあるポイントに入った。ハミ跡もしっかりある。オトリも2号へと交換して手前から丁寧に探っていく。するとガツガツ、ギューン!「やっとキター!」。頭掛かりだった。掛かりどころはあまりよくないが、まずは一安心。やはりオトリが替わったので、さほど時間が掛からずに2匹目が来てくれた。この後、更に下って瀬落ちで2匹掛けたところでお昼になった。再び2人に連絡し、この後の天気予報がよくなかったので、このままやるか、一度お昼にするかを相談。お天気は心配だったが、野アユたちの活性があまりよくなかったので、一度休憩することにした。

 

激しい降雨と同時に“入れ掛かり祭”に突入!

さあ~ご飯にしようと思った瞬間、大粒の雨が…。バチバチ~と強く降り始めた。車内に避難してお昼を食べながら、皆はスマホの雨雲レーダーを見つめている。午後はこれから更に強い雨も来そうだった。サクッとランチを済ませて、暫し皆で作戦会議。「午後はど~する?危険ではないか?」。雨雲は大きなものではなく、小さな塊が途切れ途切れやってくる感じだった。なので…大雨が降っては止んでの繰り返し。幸いにも上流には雨雲がくる予報はなく、増水も急にはなさそうだ。答えの出ぬまま悩んでいると、アニキが一言。「今行くか?このまま帰るかですよ」と、鶴の一声。「決まった!行こう!」。こうして土砂降りの中、私達は再び川へと向かった。
川に着くと、雨が落ち着いていた。その隙にポイントに移動して仕掛けを張り、準備を進めた。さぁ、ひと流し目~とオトリを放った瞬間、ガッツーン!ドーン!今日一番のアタリだ。瀬の芯の流れで掛かったのでのされる~!「これはデッカイぞ!」。下って下って何とか竿を立てて引き抜き~!バシッとキャッチ成功!「あ~、やった~、やった~!」。タモに収まったのは体高のある良型だった。前回逃しまくった“姫川アユ”よ!ど~だ。今回はとったぞ~!
上流を見ると、相方も大きく竿を曲げている!ここからが凄かった。雨は本日最高の土砂降りに。すると同時にひと流し1匹の怒涛の入れ掛かりタイムが。流心にオトリを入れて止めているとガッツーン!ドーン!の連発である。掛けては下り、また戻り、オトリを放つの繰り返し。足がもつれてコケるコケる…雨もあって全身ずぶ濡れだ。しかし、そんなことはお構いなしに、“姫川アユ”はどんどんオトリにアタックしてくる。「腕が~、足が~」と皆嬉しい悲鳴。全員が短時間に10匹以上の怒涛の入れ掛かりを楽しんだ。
その後、雨が弱まるとピタッと反応がなくなり、雨が強まるとまたしてもお祭タイムに…。暫くこんな時間を繰り返すと、いよいよ少し増水の気配。皆充分楽しんだ!リベンジ釣行も大成功!まだ日暮れまでには時間があったが、ここで大満足の納竿とした。
日本海のアユシーズンは残り少ない。しかし、“姫川アユ”はまだまだパワフルな状態だ!“さあ、姫川へ急ごう!”、夢のひと時を味わうために。

施設等情報

■糸魚川内水面漁業協同組合
〒949-0301新潟県糸魚川市須沢字中脇2426
TEL:025-552-7828 糸魚川内水面漁業協同組合ホームページ

施設等関連情報

遊漁券:年券1万450円、日釣り券2,200円(現場3,200円)※中学生他 年券5,225円
遊漁期間:9月30日まで

■「えびす釣具店」
〒941-0071 糸魚川市大野1198-1
TEL:025-553-1363
糸魚川ICより約3分
※24時間営業・オトリあり、隣にコンビニあり
     
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この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
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