2022年11月03日公開
秋も深まり、アユ釣りシーズンも終了。釣り人も少なくなった神奈川県・相模川水系の小河川、小鮎川へヤマベ(オイカワ)の毛バリ釣りに出掛けた。
事前情報は殆ど無し
厚木市で相模川と合流する小鮎川は地元以外には、余り知られていない小河川だ。昔は田園地帯を流れるイメージだったが、今ではコンクリート護岸で住宅地を流れている。先ずは厚木市内で大正年間より開業しているS釣具店に行き、ヤマベ用毛バリを2種類購入、情報を聞いたが、駐車できる場所が少ない事しか分からなかった。少しばかりのネットの記事と写真を頼りに友人と2人で川に向かった。
気温が上がってきたので釣り開始
午前11時40分、真平田橋(しんへいた橋)下流のコンクリート護岸を降りて河原へ。水温を測ると17℃。水面を眺めると水深15cm位の早瀬で時々ライズが見える。友人はテンカララインにハリス0.6号、1.2mにフライフック18番の自作毛バリ1個。私は同じくテンカララインにフライ用のインジケーターを着けて、ハリスは0.8号と0.6号を“タケノコ継ぎ”でハリス長1.2mの仕掛けにしてスタート。2人とも長靴で20㎝位の立ち込み釣りだ。
本命のヤマベに出会えた!
魚が小さいのかフッキングしないので、友人が水深30㎝の溜まりを狙うと、水面にパシャリとアタックして“本命”ヤマベが来た。同じ場所で私も購入したヤマベ専用毛バリを打ち込むと直ぐに小ヤマベが釣れた。1匹釣れると余裕が出てきて友人は下流へ、私は上流へ別れて行く。小河川なので別れて釣りをしても視認できる距離。だから、お互いに竿が曲がっていれば判るのだ。
本命よりゲストが多い!
1時間ほど分かれて釣りをして合流。話を聞くとヤマベよりも“ゲスト”のカワムツの方が多いとの事。私も6対4の割合でカワムツの方が多く、特に流れの緩い場所はカワムツが多かった。時期かもしれないがヤマベもメスが殆どだった。
里川探訪
昼食後、1時間ほど休憩、下流にある境橋の堰堤を見に行く。ここは駐車スペースがあるが、堰堤上流部はコンクリート川底で魚が居付いておらず、堰堤下は深みのあるトロ場で毛バリよりウキ釣りの釣り場に見えた。午前の河原に戻り、30分程竿を出した。私は川に対して直角に仕掛けを振り込み、ラインを引っ張りインジケーターを引き寄せ、穂先にアタリを取る「扇引き」。友人は水面狙いで数匹追加したが、午後は俄然カワムツが多くなった。2時30分過ぎから冷たい風が吹き出してアタリも止まり納竿、里川毛バリ釣りを終了した。
2人共10匹程を釣ったが、7対3でカワムツが多かった。浅場やトロ場の溜まりには3~5㎝の小魚(ヤマベ?)が群れをなしており魚影は濃い。正体不明ながら数匹の25㎝位の魚(多分ハヤ=ウグイではないか)が同じ場所でライズしているシーンもあり、もしやと思わせる場面もあったが当たらなかった。来年はもう少し早い時期に来ようと思いながら、帰路に就いた。
施設等情報
住所:神奈川県愛甲郡愛川町半原914-3
遊漁券の料金:日釣遊漁承認証 800円(うぐい・おいかわ・コイ・フナ等)、釣り場近くのコンビニにて販売。 相模川漁業協同組合連合会ホームページ
施設等関連情報
■タックル(参考まで)
テンカラ竿:渓流竿3.00~3.60m
ライン:フロロ4号4.5~5.5m(レベルライン)
ハリス:先端0.6号ハリス長1.0~1.2m