2022年12月19日公開
釣りビジョンマガジンの裏ボス的存在「黒岩海牛」が、沖釣りの乗合船を中心に、全国の先週末の釣果情報をお伝えします。今回のみ、自分の釣った魚で正月を過ごすための、特別な情報となっています。必読です。ボスからの伝言「2022年もいよいよ大詰め!そこで今回は、『正月用の魚』調達に役立つ情報を特集!各地の“特選釣り物”を紹介しよう」
北海道・東北地区
●ナメタガレイ
◆宮城県・塩釜まがき港『みなとや釣具店・みなとや丸』(TEL:022-366-3709)では、年末にマコガレイ&ナメタガレイ船が出船する。
その昔、「東北の正月料理に欠かせない」と言われたナメタガレイ(ババガレイ)だが、近年は大幅に数が減っている。そのカレイを乗合船で狙えるのは嬉しい。
※24日、27日、28日にまだ残席(いずれも早めの予約を勧めたい)がある。5時出船、12時納竿、料金餌付き9,000円。
関東地区
●マダイ
◆千葉県・飯岡港『幸丸』(TEL:0479-57-2258)の一つテンヤマダイ船が絶好調だ。午前船と午後船が出ており、日並みさえよければトップは確実に2桁釣果を上げている。サイズも「尾頭付き」にピッタリな500~7、800g級が中心。
※22日、23日、26日、27日、12月31日の午前船に残席(いずれも予約は早急に!)。午前船1万円、午後船8,500円。
●ヒラメ
◆茨城県・鹿島港『幸栄丸』(TEL:0299-82-2775)のヒラメ船が11月の解禁以来好釣果を連発している。同地区では、波崎地区との申し合わせで、10匹のヒラメ上限規定数を設けているが、日並みと潮具合にさえ恵まれればトップは確実にこれに到達している。
※22日、23日、26日、27日に残席(いずれも予約は早急に!)。料金餌付き1万3200円。
●マダコ
◆千葉県・浦安『吉野屋』(TEL:047-351-2544)のマダコ船が好釣果を連発している。1kg超えの良型交じりでトップ7、8杯の好成績が続いている。ブランドタコとして知られる「明石のタコ」を上回る浜値(卸値)が付く事もある東京湾のマダコ。その味は絶品だ。
※乗り合いは予約制ではなく、30日まで(27日、31日は休み)乗船可能。料金は餌付き1万円。
中部地区
●ブリ・ワラサ・イナダ(メジロ・ハマチ)
◆福井県・若狭大島港『あみや渡船』(TEL:0770-77-0615)から出ているジギング船(JIG BOY:090-1310-7777)で17日、ワラサ(メジロ)級中心に船中100匹の大釣りが記録された。冬の日本海だけにナギの日が少ないことが悩みの種だが、出船さえできればブリ級交じりで確実に釣れている。まさに“寒ブリ”、正月の食卓に是非上げたいものだ。
※31日まで出船予定。26日、27日、28日に残席(いずれも予約は早急に!)。料金餌付き1万3,000円。
●オニカサゴ
◆三重県・伊勢志摩御座『智栄(ちえい)丸』(TEL:090-2345-9325)のオニカサゴ船が好成績を連発している。16日にも20~43cmを6~10匹の好釣果。深海の高級魚として知られるオニカサゴだが、この時期は脂がタップリ乗っており食味は抜群だ。特に薄造りのしゃぶしゃぶは絶品だ。
※21~29日までの毎日、まだ残席があるが、早めの予約をお勧めする。料金は1万3,000円。
関西地区
●タチウオ
◆大阪府・大阪北港『ヤザワ渡船』(TEL:06-6573-7712)のタチウオ乗合船が、安定した釣果を上げている。1mを超える良型交じりで数、型共に楽しめる。この時期のタチウオは脂が乗っており、皮を炙った刺し身が美味い。
※21~29日までの毎日、まだ残席があるが、早めの予約をお勧めする。4時半集合、正午頃沖上がり。料金は8,000円。
中国・四国、九州、沖縄地区
●マダイ
◆広島県・吉浦漁港『愛裕南丸(あゆみまる)』(TEL:090-1184-1446)のマダイ船(タイラバ&一つテンヤ)が5kgオーバーの大ダイ交じりで好成績を連発している。まさに「目の下1尺(約30cm)」を優に超える立派なマダイが期待出来る。
※23~31日までの毎日、まだ残席があるが、早めの予約をお勧めする。料金は餌別1万1,000円。
●サヨリ
◆福岡県・糸島池の浦地先『福岡市海釣り公園』(TEL:092-809-2666)でサヨリが好調に釣れている。11日に全体で652匹の釣果が記録され、その後はシケ模様だったが、18日にも432匹が釣り上げられており、魚影は間違いなく濃いようだ。両日とも38cmが頭とサイズもよく、食べ応えもある大きさだ。
※年末29~31日は休みだが、28日までは毎日営業。7時から17時迄。料金は1,000円、小・中学生は500円。