2022年12月29日公開
2022年10月上旬、横浜のマリーナに総合格闘家・堀口恭司の姿があった。天候は大風に雨も伴う“最悪”な状況。しかし、堀口は「早く釣りがしたい。もの凄く楽しみ!」と語り、子供のように無邪気な笑みを浮かべて出船の時を持っていた。こうして『釣真剣勝負!~堀口恭司vs東京湾のゲームフィッシュ~』が幕を開けた。
最強の“Made in Japan”
父親の影響で5歳から伝統派空手を始め、その後、総合格闘技の道へ。今や軽量級総合格闘家として世界トップクラスの実力を有し、現在はアメリカ・フロリダ州を拠点(所属:American Top Team)に、世界の頂点を目指して日々厳しいトレーニングに励んでいる。(以下、これまでの戦績「堀口 恭司 | 株式会社アローズエンタテインメント(arowz-et.com)」 、2022年12月現在)
ここ数年は、日本の大晦日には欠かすことの出来ない存在となり、最強の“Made in Japan”として格闘技人気を牽引し続けている。
“釣り人”堀口恭司
空手同様、幼い頃に父親から釣りを教えて貰って以来、その魅力にどっぷりと嵌まってしまった堀口。「夕方まで釣りをしてから空手の練習なんですけど、いつも空手に行きたくないと思っていました(笑)」。渓流でイワナやヤマメ、近所の川でコイやクチボソなどを釣って遊んでいた少年は、いつしか餌釣りではなく、おもちゃの様な疑似餌を使った釣り(ルアーフィッシング)に興味を持ち始め、高校生になってからはとりわけバスフィッシングに夢中になった。「とにかく釣らないと気が済まない。どんな手を使ってでも釣る(笑)」。根っからの負けず嫌いの堀口は、「どうやったら魚が口を使うか、ルアーに食いつくか」を常に考えているという。それは格闘技と共通しているともいう。「どうやったら相手にパンチを当てられるか、それを逆算して常に戦略を考えている」。格闘家という人生を歩んできた堀口にとっても、釣りを通して学ぶことは多いようで、「釣りをしていなかったらチャンピオンになっていなかったかもしれないですね」そう言って笑った。
リフレッシュできる大切な時間
現在、アメリカを拠点に活動している堀口は、日本に帰ってくるのは基本的に格闘技の試合の為である。「試合をする為に日本に来るので、それまでは100%試合に集中している。でも試合が終わったら『さあ、釣りに行こう』と思っています(笑)」。軽量級の総合格闘家として世界有数の実力と経歴を持つ堀口は、もはや誰からも“狙われる”存在である。日々のトレーニングで自らの精神と肉体を極限まで追い込む彼は、何故釣りをする時間を大切にしているのか。「ずっと格闘技のことばかり考えていると、疲れてしまう時がある。釣りをしている時は、他のことは何も考えずにただ魚を釣る事だけを考えているので、気分がリフレッシュ出来るんです。だから真剣に釣りたい時は、一人で釣りに行きます。あまり人が多いところは好きじゃないんですよね。今回は東京湾ですけど」。
どうやら格闘家・堀口恭司にとって釣りの時間は、「心と体をリフレッシュさせる大切な時間」となっているようだ。
釣ったことのない魚に挑戦したい!
「格闘家になるか釣り師になるか、真剣に考えた。でも釣り師だと食べていけないかも?と思って格闘家になった」。そう言って笑う堀口。以前から多くのメディアで釣り好きを公言して来たのは、嘘偽りのない真実である事が良く分かる。そんな彼に番組制作が決まったタイミングで、どんな釣りがしたいのか、釣りたい魚はいるのか-を聞いてみた。「普段からやっているバス釣り以外、そう、折角なので海のルアーフィッシングがいい。まだ釣ったことのない魚に挑戦したいですね!」。流石は最強の“Made in Japan”として眩い輝きを放つ堀口恭司。未知なる魚(相手)に果敢に挑んでいくその姿勢とパイオニア精神は、やはり総合格闘家として世界を相手にする彼の姿そのものだった。
堀口恭司ファン必見の内容
秋の東京湾を舞台にサワラ、ワラサ、シーバスなどのゲームフィッシュと真っ向勝負を繰り広げる「釣真剣勝負!」。幼い頃から空手を学んで来た道場で子供たちと一緒に汗を流し、自ら釣り上げた新鮮な魚を食べながら釣りへの想いや格闘家としての未来を語るなど、総合格闘家・堀口恭司ファン必見の内容となっている。是非、番組をご覧頂きたい。
■「釣真剣勝負!」は『釣りビジョンVOD』で配信
『釣りビジョンVOD』で視聴する
※2022年12月31日20時から配信開始予定です。
※視聴には釣りビジョン倶楽部へのお試し登録が必要になります。
※14日間無料体験できますので、お気軽にご登録ください。
■詳しい視聴方法はこちら!
是非、記事と併せて番組もお楽しみください。
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この記事を書いたライター
2000年4月入社。同期入社したメンバーが現在でも数多く在籍、活躍しているので社内では「黄金世代、華の2000年組」と呼ばれている(笑)