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デプスの新作ビッグベイト2種の正体とは?【名古屋キープキャスト速報!】

2023年03月14日公開

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ビッグバスのみに照準を絞った釣りをする、というスタイルを四半世紀にわたって追求してきたデプス。ビッグバスを狙うならビッグベイト…という合言葉は絶対ではないが、非常に有効であるのは間違いない。そんなデプスのビッグベイトファミリーに癖のある2機種が加わりそうだ。

巨大なi字系はどうだ?…というデプスならではの新解釈

4年ぶりの名古屋キープキャストにデプスが帰ってきた。男の隠れ家を具現化したような展示方法で、もしもこんなガレージがあったなら…と、うっとり妄想してしまい…目を開けてレンタルボート派の現実に戻った。仕事仕事…。

さて、注目の新製品だが…まずは、コーリングハスラー200(仮)。こちらは2017年に発売されたシンキングダブルスウィッシャー・コーリングハスラーが約20cmまで巨大化したモデル。それに伴って、プロペラはリアのみに変更されている。貫通ワイヤー構造なので、怪魚にも対応する耐久性を持つ。では、広報の奈良さんに詳しく伺おう。

奈良「お尻のジョイントが特徴のビッグプロップベイトです。テールがプロップの回転とともに振れることでフックとプロップが干渉してクリック音が発生します。それがバイトにつながるという奥村のこだわりが設計に現れています」

通常サイズのコーリングハスラーはスローシンキングだったが、ビッグベイト化した200はやや速めに沈むウェイト設定になっている。それによって深い場所も効率的に探れる仕様となった。そこで気になるのが根がかりのリスクだが…アゴから伸びたワイヤーがガードの役割を果たすという。

奈良「これが障害物回避能力を高めてくれます。それだけでなく、先端にウェイトやブレードを付けたり、いろいろチューニングができるようになっています。ワイヤーガードは取り外しも可能です。また、ラインアイにはスプリットリングが付いていません。直結したほうが、キャストしたときにエビになりにくい、という実釣テストでの奥村の経験が反映されています」

実釣取材開始後、すぐにロクマルをキャッチしたということで…ポテンシャルの高さは相当なものだろう。

目に焼きついたウグイの泳ぎをルアー化した、新生ハイサイダー

初代のハイサイダーは発泡樹脂ボディの多連結ビッグベイトだった。あれから16年…ボディはABSに変更されフラットサイド気味にダイエット成功。リップは付け外し可能、エラストマーテールも搭載され、現代的にリファインされた。

奈良「ウグイがボートべりで逃げ惑うシーンを目撃した奥村が、その動きをイメージしました。ウグイの逃走するアクションをいかにしてルアーに落とし込んで再現するかを目指していくなかで、旧ハイサイダーとは別物のアクションになっていきました」

newハイサイダー172はリップとテールが着脱可能なので、チューニングの可能性も広がっている。また、ジョイント部分のネジの調整でジョイント角度なども調整できるそうだ。

奈良「リップを外せばウェイクベイトのような使い方もできます。でも、クランキングアクションが一番よく釣れるのでおすすめですね」

ハイサイダー172もすでに奥村さんが実釣取材でロクマル捕獲済み。220に至っては66.5、67.5cmを獲っている…という発売が恐ろしくなるような実績を上げている。172は6月頃、220は秋、145は年内予定…とのことなどで、楽しみに待とうではないか。

 

施設等情報

株式会社デプス
TEL:075-323-6556 株式会社デプスホームページ

施設等関連情報

ザ・キープキャスト2023(終了しました)
■会期
2023年3月11日(土) 9:00~17:00
2023年3月12日(日) 9:00~17:00
■会場
ボートメッセなごや 第3展示館
愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2
     
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この記事を書いたライター

望月 俊典
千葉県九十九里町生まれ。雑誌『Rod and Reel』副編集長を経て、フリーランスの編集/ライターとなる。海外の秘境釣行も大好きで、『世界の怪魚釣りマガジン』の立ち上げ&制作を手掛けた。現在は、琵琶湖事務所で仕事や釣りにいそしむ。著作は『バスルアー図鑑』(つり人社)。ちなみに、学生時代に、ネッシー(といわれているであろう現象)を目撃&撮影したことがある。
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