電動リールはすごい。巻き上げだけではなく、落とし込みも早い。しかも音もなく巻き上げるので、他人の釣れ具合がイマイチ分からない。手巻きは1匹1匹の引きや感触は楽しめるけれど、スピードが遅い。でも、この数の開き方は、リールの差だけではないような? 腕なのか? 俺より田沢のほうが上手いのか? そんなわけないだろう。仕掛けもいろいろ試した。オモリも軽いのから重いのまで使った。最終的には田沢の持っている穂先まで借りて、自分の竿に付けたりもした。でも、何かが劇的に変わることはなかった。14時くらいから、ぽつりぽつりと人が減り、納竿時刻の15時まで釣りをしていたのは俺たちだけだった。「俺は66匹だ。田沢は?」「177匹です。200行かなかった~」「負けたよ。やっぱり、電動リールの方がよく釣れるな」「電動の差ですね」田沢の顔はその表情だけで「腕の差もありますけどね」と、雄弁に語っていた。この日、桟橋ドームでの最高は378匹。個室タイプでは500匹以上釣った人もいたようだ。上には上がいる。今年の相模湖はおおむね好調で、ワカサギの型もいい。家に帰ったら早速唐揚げにして、家族にも喜ばれた。もう、俺はというと、相模湖に行きたくて行きたくて、うずうずしている。悔しいけれど電動リール、買わなきゃあかんか?