岩堂橋前後での釣行数日後、入間川合流点付近で2回目の検証を試みた。実のところ、前回とは異なる河川で釣りをしたかったのだが、35℃超えという連日の猛暑。健康に留意して、照りつける太陽が陰ったタイミングを狙ったので、やむを得ず自宅から直近のフィールドを選択した。場所は落合地区で入間川と合流するすぐ上流の平瀬。一帯は入間川から遡上してきた良型オイカワもカワムツと混成するなど、シーズンを通して良好な釣り場だ。平瀬の瀬脇、流心、石裏、巻き返しなどを下流から順に探ったが、ときたまピシャンと出るだけで反応が薄い。川底でヒラを打つオイカワは確認出来るのだが、水面近くまで中々浮上してこない。ピーコックバグでもダメかと諦めかけたが、試しにダウンストリームで毛バリを扇状に流し、毛バリが水面から顔を出したところで軽くアクションをかけたところ、これが奏功。オスのオイカワが飛び出した。アップストリームで、毛バリをナチュラルドリフトさせる釣り方よりも、この日のオイカワは、水面で毛バリを滑らせ、誘いをかけるとバイトが頻発した。また、対岸に向かって毛バリをキャストし、着水したと同時に流れを横切らせるアプローチも釣果を上げた。川底でヒラを打つだけで、水面に浮かぶ毛バリを無視するオイカワの攻略にも、アプローチさえ工夫すれば、ピーコックバグは有能な気がした。