ムツ六釣船店・神奈川県久里浜港
東京湾口・久里浜沖でワラサフィーバー!!
出船は午前7時
出掛けたのは8月5日(木)。「今回は何とかなりそうだ!」と密かに期するものがあった。このところ出掛ける度に天候不良だったり、その日だけ対象魚が食わなかったりで散々な目に合っていた。「これだけ好調なら大丈夫」と思ったわけである。
現在、久里浜港の遊漁船の出船時間は、申し合わせにより午前7時と決められている。『ムツ六釣船店』の受付時間や釣り座の選択方法などはHPに詳しく載っているのでこちらをチェックして欲しい。
1投目からアタリが続出!
14人を乗せた『ムツ六釣船店/第二十八東丸』(榎本幸司船長)は定刻通りに出船した。現在好調に釣れている下浦沖までは、航程10分足らず、釣り場が近いのは嬉しい限りだ。
水深は30m前後で「ハイ、どーぞ!」と船長からアナウンス。一斉に仕掛けが投入されたと思ったら、何と1投目からアタリが続出した。船上は一気にヒートアップ!「ハイ!1人食ったよ」、「また2人食ったぁ!」…船長のマイクパフォーマンスは止まらない。次々にタモに収まっていく。サイズは2kg級のイナダ中心だが、たまに3kg級の“イナワラ(イナダとワラサの中間サイズ)”も姿を見せた。
「こんな状況が最近毎日なんスよ」と嬉しい悲鳴を上げながら、上乗りの榎本優輝さんは、船上を駈けずり回りタモ入れとオマツリを解く作業に追われていた。
2時間以上、釣れ続く!
下浦沖には、いつの間にかワラサ狙いの大船団が形成されていた。ざっと数えて10隻以上。どの船もヒットが続いているようで移動する船がいない。9時50分、この日初めて「上げて下さい。廻ります!」と船長からアナウンスがあり小移動した。要するにその時間までずっと釣れ続いていたのだ。
予想通り、いや予想以上の“大爆釣”に堪らずレンタルタックルで竿を出した。「たまには美味しい“お土産”が欲しい!」、これ、本音。そして第1投、船長の指示ダナを正確に探っていくと、すぐにゴンゴンッ!と強烈なアタリ。あっさりと2.5kg級をゲットしてしまった。続いて同サイズ、そして更にアタリは続き30分程の間に6尾を釣ってしまった。ヤバイ…楽しすぎる!!
タックル、仕掛け
ここで『ムツ六釣船店』推奨のワラサタックルの説明を仕掛け図にまとめたのでご覧あれ。タックルや仕掛けの質問や相談はもちろん、釣り方なども分からないことがあれば遠慮なく船長やスタッフに聞いて欲しい。
ワラサ釣りの魅力は!?
この日、同じ船に乗った釣り人にワラサ釣りの魅力や楽しさなど聞いて回った。皆普段は様々な沖釣りを楽しんでいるが、このワラサ釣りが始まると居ても経ってもいられなくなりこの船に乗ってしまうんだとか。
竿頭は何と28尾!!
結局、この日の釣果はトップで28尾、スソでも7尾という“爆釣”。自分の6尾はカウントしなかったが、船中246尾で12時半に早上がりとなった。最近の不調を吹っ飛ばす会心の釣果に大満足だった!
「まだイナダ級も多いけど、これだけの群れなら今シーズンは長く楽しめると思いますよ」と、榎本幸司船長も明るい見通しを立てていた。
※ブリは、成長するにつれて呼び名が変わる出世魚。関東圏では、ワカシ(30~35cm未満)⇒イナダ(35~50cm)⇒ワラサ(50~80cm)、そしてブリ(80㎝以上)と変化するが、サイズはあくまでも目安。
(鈴木 恭介)
今回利用した釣り船 |
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久里浜港『ムツ六釣船店』 〒239-0831 神奈川県横須賀市久里浜8-26-8 TEL:046-835-1777 詳細情報(釣りビジョン) ムツ六釣船店ホームページ 2010年8月の休業日:20日(金)・24日(火)・25日(水)・26日(木)・27日(金) ※通常は毎月第2、4金曜日が定休日。 |
出船データ |
乗船料金 :¥10000-(オキアミ3kg、アミコマセ2kg付き) 出船7時、沖上がり14時30分 |