2024年02月28日公開
2月初旬、冬真っ只中!気温、水温共に下降傾向…釣り人には一年の中で最も厳しい季節がやってきた。このタイミングで訪れたのは、久方ぶりの千葉県は外房エリア。道中、アクアラインでの風速は11m!荒れる海…。しか~し!笑顔あふれる釣り人で賑わう外房の海で、2月とは思えぬ釣果を叩き出すことができた!
風裏の勝浦地区へ!
最近は活き餌の泳がせ釣りにハマっている相方の希望により、まずは釣具屋さんへ。関東では活き餌の取扱店は少なく、今回も調べに調べ辿り着いたのはT-PORTさん。ここは活き餌の取り扱いが実に豊富である。ホームページを見れば在庫も確認できるので、泳がせ釣りなどしたい方は要チェックだ!アクセスも良く金田インターからすぐの立地となる。釣り場に向かう前に、情報収集がてら立ち寄ってみることをお勧めする。
元気な活き餌も仕入れることができたので、いざ釣り場へ!と言いたいところだが風が…風が、強いのじゃ~。私の頭はすでにボッサボサ。とにかく風向きの予報と地図を照らし合わせて、風裏になる場所を探すことから始めたのだが、見つけ出した場所は勝浦地区!どうにか風を交わしてくれている事を祈りつつ向かう事に。
勝浦地区には多くの釣り場が点在する。初めて訪れた勝浦地区ということで、いまいちポイントが分からない。しかしポイントをチェックしていると、どのポイントも多くの釣り人で賑わっているのでポイント探しは容易であった。それにしても、どのポイントも釣り人の多さに驚くばかりである。さすが魚影濃き千葉である!
肝心の風は?と言うと。バッチリ風裏に!今日はここ勝浦地区でランガン釣行だ!
真っ黒なカマスとアジの帯が・・・
今日はアジングから比較的混雑が少ないポイントでスタート。周りには投げサビキの釣り人が多く、話を聞けば皆アジ狙いという事だ。足元を見ればベイトの姿も多く見られた。このベイト、何だかちょっとイワシにしては大きめのものがいるな~、と思っているとお隣さんのサビキにHIT。見せてもらうと、大きめのベイトの正体はボラの子であった。イワシに混ざり、多くのボラの稚魚もいるようだ。
アジングの私には当たりなしの時間が続き、あっちにこっちに移動。ん~反応がない。ポイントを見渡すと、遥か遠くで何やら竿が曲がっている様な・・・。早速竿を携えて竿の曲がる方へ。すると、驚きの光景が広がっていた。なんと投げサビキでもアジングでも、どの竿も曲がっているではないか!釣り上がっていたのは良型のカマスにアジ。なんじゃこりゃ~!
どうやら沖から入ってきた群れが、ある一定の場所でグルグルと回遊しているようだ。一定のところでUターンして回遊しているようで、あるポイントを境に「大漁」と「全く釣れない」とが分かれている状況だった。この釣れている場所、もちろん混んでいます!地元の方や良く足を運ぶ釣り人たちは、この現象を良く分かっているのであろう。
釣れた魚を見せてもらいながら、入る場所がなくウロウロしていると、1人の釣り人さんが「釣りしないの~」と声を掛けてくれた。「なかなか入る場所がなくて」とこたえると、「ここ釣れるから隣でやると良いよ」と場所を空けてくれた!早速お言葉に甘えてワームを投げると、なんとなんと即HIT!良型のカマスが上がった。
沖を見ると黒い帯が見える。お隣さんに聞けば、あれがカマスとアジの群れであるとの事だった。とにかく、あの黒い帯をめがけてキャストするのだそうだ。その群れは若干距離があり、軽いジグヘッドでは届かず、少し重めの3.5号から4.0号のジグヘッドをセットした。しかし、この判断が後に私をカマス地獄へと誘うことになるのであった。
アジングはジグヘッドの重さと、シンカー使いが肝!
今日一日で仲良くなり、すっかり私のアジング先生になったお隣さんは、選んだようにアジばかりを釣り上げている!凄い!さすが先生(笑)。先生の仕掛けを見ると、シャローフリークを使い、ジグヘッドはなんと0.2g!これで飛距離を出せ、深場にゆっくりとワームを落としていけるのだ。この釣りが今日は正解なのだろう。先生には良型のアジが連発している。
シャローフリークの持ち合わせがなかったので、スプリットシンカー3gをつけてスプリットショットリグで釣ることに。カマス連発は、重いジグをつけていたことにより沈下速度が早く、それがリアクションになっていたことが理由だったようだ。私にもアジの当たりが出始めたが、うまく合わせを入れられない。そうこうしていると、またカマスちゃんの登場(笑)。どうやら今日はカマスに好かれてしまったようだ。
最終的には見かねた先生が「竿を貸して」と言って0.2gのジグヘッドに仕掛けを作り直してくれた。先生には何から何までお世話になってしまった1日となった。ありがとう~先生!少しの工夫や仕掛けの違いで釣果に大きな差が出るアジングの奥深さ、楽しさを再確認した釣行になった。とにもかくにも大漁の1日!冬ど真ん中!先生達との出会いもあり、真冬の千葉の海には笑いの絶えぬ暖かい時間が流れた。
施設等情報
施設等関連情報
東京湾アクアライン(木更津方面)→首都圏中央連絡自動車道→市原舞鶴IC降りる
木更津金田より約1時間