釣りビジョン

2024ラスト鮎釣行へ!特別採捕期間の相模川・中津川にて納竿!

2024年11月25日公開

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泣いても、笑っても、のたうち回っても・・・鮎釣りには禁漁というものがある。今回紹介するのは、2024年の鮎釣りシーズン最終釣行をご紹介!舞台は特別採捕期間中の神奈川県相模川と中津川。締めくくりに相応しい気持ちの良い青空が広がるフィールド。気温良し、水量良し、と舞台は整った!あとはビシッと背掛かり鮎で締めくくることができれば・・・。シーズンを大いに楽しませてくれた鮎たちに感謝しつつ1尾1尾を味わって行こう!

【この記事を書いたライター】SHOHEY

特別採捕期間の相模川では多くの鮎の姿が!

今シーズンここ相模川での釣行も今日が最終日となる。朝の河原にはやっとやってきた秋を感じる風が吹いていた。オトリ屋さんに特別採捕の手続きに向かうとズラッと並ぶ車たち。相模川の大会でいつもご一緒させてもらっているなじみの顔ぶれも集まっていた。

朝から「どこのポイントいく?」と皆最後の釣行を惜しむような会話が飛び交っている。この特別採捕期間の釣法は友釣りのみ。シーズン中にアユイングで賑わっていたエリアが釣り歩けるとあって下流域に向かう人が多いようだ。皆と鮎談義に花を咲かせながら、目の前の高田橋エリアを見渡すとまだ誰も竿を出していない様子。

私たちは少しでも多くのポイントを釣り歩きたいと思っていたので、高田橋エリアに入ることを決めた。



足を使って鮎をひろっていく!

一本瀬肩付近に駐車し、川を眺めながら準備を進める。釣り人の少なさに鮎が下流へと降ってしまっているのではないかと不安を抱いていたが、その心配は無さそうだ。ここでは、あちこちで鮎の跳ねが見られた。特に瀬肩上のトロ場では凄い数の跳ねが見られる。これは、かなり鮎が残っていそうだ!

早速、瀬肩とトロ場の境界線から竿出し!浅瀬に腰を下ろし上流の水深のある場所に向かい上飛ばしで泳がせていく!すると早速「コツッ!ギラリン!」13cm程の小さな鮎が掛かった。サビなどは出ていないが少し痩せ気味のオス鮎。幸先良く1尾目を釣り上げたが、ん~これがイマイチ泳がない・・・そこで、養殖オトリへと戻すと、同じく上飛ばしで水深のある場所を狙えば即反応あり!丁寧に泳がせ粘れば「ギュル~ン!」。しかし数は出るもののおチビちゃんばかりで中々循環が上手くいかない。と言うことで・・・ここからひたすら上流へと釣り歩く!

トロ場から高田橋までは鮎はいるものの掛からなかったのだが、橋下流の流れのあるポイントでやっとやる気のある鮎を発見!竿を入れれば一発!今日イチの良型鮎の登場だ!しかし、同じ場所では釣り返しは効かず、その後は足を使っての釣りとなった。車からもだいぶ離れてしまい・・・「こりゃ~今日は飯抜きじゃ~!歩くぞ~!」くらいの気持ちで、上流へ、対岸へ、と次々にポイントを探って行く。右岸の瀬ではいる所では一発!ガツンと気持ちの良い背掛かり!く~やっぱりこの当たりたまらん!橋上は数を出すのは難しかったものの、サイズアップした鮎が顔を見せてくれた。

やはり夢中な時間はあっという間。さっきまで朝だったのに、いつの間にか橋の電灯も点灯しすっかり夕暮れだ(笑)。今シーズン最後の相模川を惜しむように、最後の最後まで竿を出し続けた。最後の相模川はおチビちゃんが多かったものの、22尾の鮎たちに遊んでもらい大満足な1日となった。

 

いよいよ大ラス!2024年鮎釣りシーズンの締めは中津川で入れ掛かりタイムを楽しむ!

そして翌日。今年もこの日がやって来てしまったか・・・2024鮎釣りシーズン納竿の日!さあ~最後のその時まで大いに楽しんで行こ~!と釣りを始めるその前に、久しぶりの「とくらや」さんへ。すると今日も見慣れた顔ぶれがズラリ。みんな鮎釣り好きだな~(笑)!

最終日は、今回知り合ったおじさまのオススメポイント「消防グランド前」で一緒に釣りを楽しむこととさせてもらった。すでに釣り人の姿も見られたが、特別採捕期間とあって混雑している、というほどではなかった。

今日が最後なので、大好きな浅場チャラチャラのポイントからスタート。ヒュンヒュンと鮎の走る姿が見られひと安心。左岸ヘチ手前から探っていくと「ギラ~ン!」と、今日も1尾目が早い!しか~し、サイズはそうでもなくおチビちゃんからのスタート。釣れた鮎を何とかオトリにして循環させていくが、この後もポツポツと掛かるもののサイズは上がらない。

ふと顔を上げると対岸のヘチに鮎がメチャクチャ跳ねてるじゃないか!しかも良型だ!すぐさまチャラ瀬を見切り対岸へ。そしてサラのオトリを出動させる。跳ねがある場所で止めて待つと「ガッツーン!ギューン!」と竿が絞られる。さっきまでの釣果が嘘だったかと思うほどのサイズアップ!錆もなく、若くて良い鮎であった。さらにこの鮎が実に良い仕事をしてくれた。グングン流れに入って行ったかと思えば、また「ガッツーン!」と連チャン。なんと同じ場所で型揃いの4連チャン!この時期の連チャンは格別に嬉しい~!

何処にでも鮎の姿は見えるが、場所によってサイズのムラがあるようだ。こりゃきっと他にもパラダイスがありそうだな~!キョロキョロと川を見ながら釣りを続けた。

14:30を回りゴールデンタイムは来るのか?!

2日目は、珍しくオトリの確保も十分にできていた。あとは鮎を探すべし!先程連チャンしたポイントも少し反応が悪くなって来たので、ここで思い切って下流へ移動。するとあの連チャンした時と同じ良型の跳ねを発見!しかしここで一つ問題が・・・鮎が跳ねているのは思いっきり木の下。左右に木の枝がせり出しているのだ。しばらく「どうやったらあの場所へオトリを送り込めるか?」を考える・・・。竿を寝かせることはできない。

私は僅かな木の間に立ち、曳舟から一番のエースを選ぶ。「流れの強い瀬を竿を立てたまま昇らせるしか無い!」。これでダメなら諦めざるを得ない。釣った鮎たちを一度タモに出して、鮎ドラフトの開始!そして最後にタモに残ったのは背掛かりの良型メス鮎だった。竿先に気を付けながら鮎の顔を上流に向け放つ。手前の流れは難なく越え、ヘチへと向かっていった。ここから上流へに遡っていけるか?ラインを少し後ろへと倒し負荷をかけた瞬間、「グイーン!」と上流へと向かっていく。「いけ~!鮎くん!」。狙いの場所まであと少し!とにかくオトリを全力応援(笑)!

そして遂にその時はきた!「ガツッ、ギュイーン!」一気に目印が引き込まれる。「どりゃ~!キター!」と、ゆっくりと後ろに下がり、掛かり鮎を木の間から引き摺り出し無事タモイン!試行錯誤した末の何とも嬉しい1尾となった。ここからこの戦法が功を奏し連チャンを楽しむことができた。どんどんと傾いていく陽射しに寂しさを感じつつ今シーズン最後の夢中な時間は続いた。

目印も見えにくくなって来た頃2024年最後の1尾が掛かった!水を切りタモに収まった鮎は美しい背掛かかりの鮎であった。

これにて2024鮎納竿!

14県20河川を釣り歩いた2024年!出会い多きシーズンに感謝!

今回の相模川・中津川ではまだまだ多くの鮎の姿も見られ、最後に入れ掛かりもありと最高のシーズンの締めとなった。

2024年の始まりは4月の埼玉県荒川の1尾。そこから中津川の最後の1尾まで全国14県20河川を釣り歩いた夏は、多くの鮎や友たちとの出会い多き素晴らしい時間であった。鮎よ友よ今年もありがと~!

そして、2024年半年間相変わらずの珍道中記事ではありましたが、皆様、温かい心で記事を読んでくださり本当にありがとうございました。2025年更に熱い熱い鮎な夏に!また元気にお会いしましょ~!

施設等情報

相模川漁協協同組合連合会 相模川漁協協同組合連合会 ホームページ

施設等関連情報

料金:年券12,000円、日釣り券1,500円(現場2,500円)(中学生半額)

相模川オトリ店「高田橋友鮎販売所」
TEL:090-8816-5320
住所:相模原市中央区水郷田名4-11-8

中津川オトリ店「とくらや」
TEL:046-281-1371
住所:愛甲郡愛川町角田4252
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
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