2022年01月19日公開
最大1.5mにも育つ巨大魚・オオニベ!例年、12月から1月に掛けては産卵期で浅瀬に接岸して来る。アングラーにとっては絶好のチャンスとなる。この時期には全国からファンが宮崎市佐土原市の通称“宮崎サーフ”を訪れ、駐車スペースは県外ナンバーで溢れる。そのため、長い海岸線は人で埋め尽くされ、信じられない光景となっていく。
午前5時にスタートフイッシング!
1月3日(月):大潮、晴れ、気温2℃、午前7時19分が満潮。そのため、午前5時にスタートフイッシングと決め、実釣に胸を躍らせながら相棒のキャンピングカーで前日に鹿児島を出発。当日では駐車場所がなくなるので、前夜より釣り場に陣取り、キャンプから始めるいつものスタイルだ。
海岸線には無数の赤いフラッシャー
宮崎県出身の釣り仲間と現地で合流、釣り場に向かう。夜明け前の砂浜をポイントに向けて進むと、海岸線には無数の赤いフラッシャー(安全認識点滅灯)が光っているが、その数が半端ではない。
暗闇の中、やっとのことでフラッシャーの光が途切れた場所を探し、タックルケースからルアーを取り出しセットした。事前に釣り仲間からヒットルアーを聞いていたのだが、意外なことにシルエットが小さな40gのメタルジグが“鉄板”とのこと。オオニベのベイトは、ニベの親戚であるグチがメインなのだが、波打ち際にはカタクチイワシも打上げられているためなのだろうと推測する。周辺に注意しながら暗い海にファーストキャスト!
小型の赤シタビラメが掛かるが…
リトリーブは、ジャークとテンションフォールを繰り返すか、ストップ&ゴーで誘う。数投目にコツコツと小さなアタリ。もしやと思い、強めに合わせたが多少の抵抗があるのみ。上がってきたのは小型のアカシタビラメ。リリースし、気を取り直し、次に期待してフルキャスト。
魚の数よりも釣り人の方が遥かに多い!?
無心に投げ続けていると、次第に周りが明るくなってきて視界が広がってきたのと同時に仰天した。なんと、視界が続く限り、途切れることのない人!人!人!魚の数よりも釣り人の方が遥かに多いのではないだろうか。改めて、オオニベがアングラ―を引き付ける魅力に気付かされた。
毎年、正月休みの全てを宮崎遠征に費やしたり、中にはオオニベの魅力に引き付けられて県外から移住までしてしまった人もいるとのこと。全長が200km近くもあるという宮崎県の海岸線に夢は無限に広がる。
ところで、私の釣果はというと、小ニベと表現するのも恥ずかしくなる極小ニベのみ(笑)!私の夢も、まだまだ続く。
今回利用したタックルは、以下の通り。
【ロッド】10ftのMHサーフ用ロッド
【リール】4000#スピニングリール
【ライン】PE1.5号
【リーダー】フロロカーボン30lbを1.5m