釣りビジョン

高知県・宿毛湾で春の乗っ込みマダイを狙う!

2022年04月11日公開

382_main

春の訪れと共に高知県西部一帯で大ダイの釣果が上がって来た。宿毛湾でも70cmを超えるマダイが好調!との情報を入手、タイラバ釣行に出掛けた。メンバーは、私と父と友人2人(竜馬君と三谷君)の4人。宿毛湾・宇須々木港裏の入江にある『西田渡船』からレンタルボートを借りて出船した。

開始早々、大ダイが連発!

20分程走って、水深70mラインのポイントへ向かった。使用するタックルは大型狙いということもあり、道糸PE1号、リーダー8号と強気でセッティング。取り敢えず100gのヘッドからスタート。ヘッドカラーは、このエリアでよくアタる赤金系。ネクタイは赤系とオレンジ系を組み合わせて使った。ファーストヒットは、この日タイラバ初挑戦の三谷君。早巻きでヒットに持ち込み綺麗な45cm級のマダイを上げた。

続いて父の竿にもヒット。マダイ特有の竿を叩く引きで、かなりラインを出されて行く。「リールを巻く速度はスロー」と聞き、私もゆっくり巻いてみると早速、“ガンッガンッジャーーッ”と竿先を引ったくられてヒット。強烈な引きで時折大きく首を振り、大ダイ確定!?5m巻いては5m引き出され、なかなか浮いて来ない。そうこうしていると父の魚が浮上。無事73cmのマダイがキャッチされた。

私が掛けた魚は、それをはるかに上回る引きで抵抗を続ける。ゆっくり確実に距離を縮めていき、ようやくラインが斜めになり浮き上がり、海面を割ったのは紛れもない大ダイ!タモでキャッチ、計測してみると80cmと自己記録更新のマダイだった。

一時は入れ喰い状態!!

その後三谷君は57cm、竜馬君は65cm、父と私は75cmのマダイを追加、それに交じって40cmオーバーのイトヨリもよく釣れて、まさに入れ喰い状態。しかし、そんな中突然連発していたアタリがピタッと止まった。

原因はすぐに分かった。突然、船の周りでイルカがジャンプし始めたのだ。「これはダメだ」と判断、30mラインへ行き根魚を狙うことにした。しかし、潮が流れておらず全くアタリなし。1時間半程粘ったが、小さいガシラ(カサゴ)のみ。

そこで、イルカがいなくなっていることを祈りつつ再び元のポイントへ戻った。

 

再びアタリが連発!

水深は同じだが、風も無かったので少しでも流して広く探れるようにヘッドを100gから60gへ交換すると、50cm級のアオハタがいきなりヒット。立て続けに父がそれを上回る60cm級のアオハタ、さらに三谷君には30cmの良型アヤメカサゴ根魚ラッシュ。そこで、マダイは充分釣ったので、ネクタイのシルエットを太くして狙いを根魚に絞った。暫く流してアタリが少なくなると、再び潮上へのぼって同じラインを流していった。すると、私に60cm級のマダイがヒット。ネクタイを変えても釣れるのでかなり高活性のようだ。

三谷君には40cmを超えるウッカリカサゴがヒット。それを羨ましがっていると、横の父が大きく竿を曲げた。浮いてきたのはなんと50cmを超えるマハタ!それも立て続けに3匹釣り上げてしまった。

午後4時30分、4人で35Lクーラーを3つ満タンにして納竿した。今年はマダイがよく釣れており、今後、海水温が安定すれば“大爆釣”の予感がする。腹の中の卵はまだまだ小さかったので、今月(4月)いっぱいは大いに期待出来そうだ。

施設等情報

西田渡船(レンタルボート)
〒788-0023高知県宿毛市宇須々木1552-1
TEL:090-8974-6318

施設等関連情報

料金:レンタルボート1隻1万3,000円
車:土佐くろしお鉄道・宿毛駅から約10分
※宇須々木港裏の小さな入江から出船
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

大野 廉也
高知県在住。グレ・チヌフカセ釣り、石鯛底物釣り、するするスルルーといった磯釣りがメイン。最近は、高知県西南部の巨大尾長グレ狙いにも力を入れている。その他、鮎の友釣り、オフショアキャスティング、タイラバ、SLJ、イカメタルや筏チヌ釣りなど幅広いジャンルの釣りを一年中楽しんでいる。シーマスター、GFG四国・高知支部所属。フィッシングハヤシスタッフ。
このライターの他の記事も読む

その他オススメ記事

釣りビジョン倶楽部