2022年11月15日公開
今年の秋は、仲間内でウナギ釣りが大ブームとなり、俺自身、何度荒川まで釣りに行ったことだろう? 先月記事(東京・荒川のウナギ釣りと、エレクトリカルパレード)にしたのも記憶に新しい。釣ったウナギは、しばらく泥を吐かせてから食べるのだが、ウナギはほかの魚と違って調理が大変だった。そして肝心の味はどうだった?
荒川の江戸前ウナギが、電気式の魚焼きグリルで絶品うな丼に変身!
まず、生きたままさばくのがウナギの基本なのだけれど、大暴れするウナギをさばくのは素人には到底無理。だから、冷凍庫に1時間くらい入れて、仮死状態にしてからさばくのが常道だ。もたもたしていると、だんだん蘇生して逃げられたりするので要注意。俺も台所で生き返ったウナギに逃げられて大捕り物になった。
さばいたら串を打ち、いよいよ焼くのだけど、本来は炭で焼きたい。でも、とりあえずは、家にある電気式の「魚焼きグリル」で焼いてみた。まずはたれをつけずに白焼きに。そして、一度蒸してから、たれに漬けて蒲焼き開始! たまにふたを開けて、ひっくり返したりハケを使ってたれを塗ったりを繰り返すと、えも言われぬいい匂いが厨房に充満してきた。そして、表面に適度な焦げができたら完成!
たれを染みこませたご飯の上にのせて、さんしょうをまぶすと……これ、いけるじゃん!表面を焦がしたのが良かったのか? いわゆる生臭さは感じないし、鼻に抜ける香ばしい匂いはスーパーのウナギにはないテイスト。お店で食べるウナギだ!
魚焼きグリル、魚がうまく焼けるから愛用しているけど、ウナギにもオススメです。でも、先日仲間うちで釣ったウナギを神田のウナギ居酒屋に持ち寄って、「ウナパー」ことウナギパーティーを開催。さすがにプロが焼いたウナギのほうが数段旨かったね。そりゃそうだ。
この記事を書いたライター
横沢 鉄平
フリーライター。ライフワークはバスフィッシングだが、ワカサギから世界の怪魚まで、すべての釣りを愛する男。ロッド&リールの「三匹が行く」、ルアーマガジンの「ドラマチックハンター」など、長期連載企画での出演経験も多数。キャンプ用品の「ヨコザワテッパン」考案者でもある。
YouTubeチャンネル「ヨコテツ」も、ささやかに継続中だ。
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