2022年11月22日公開
秋~冬はエリアフィッシング(管理釣り場)のハイシーズン。キープOKの釣り場なら、釣ったニジマスを持ち帰り、美味しくいただくのも釣りの醍醐味。そのために大切なのが手際よい下処理だろう。そこで、表面がヌルヌルしているニジマスを上手にさばくために役立つ、ふたつのアイテムを紹介。すぐ入手可能なモノなので、ぜひご用意を!
ステンレスたわし&スプーンを用意せよ!
大きなニジマスをさばく場合や、たくさんのニジマスをさばく場合に大変なのが下処理作業。ニジマスを筆頭としたマス&トラウト類はウロコが小さく、そして体表のヌルヌルが強い。あとで皮を引いて食する場合であっても、さばく際には、このヌルヌルが包丁さばきの邪魔になる。このウロコとヌメリを素早く落とすのに最適なアイテムがステンレスたわしだ。専用のウロコ落としや、包丁の裏、あるいはペットボトルのフタなどを利用した方法もあるが、経験上、最も素早く、かつ落とし残しなくウロコ&ヌメリを除去できるのは、間違いなくステンレスたわしだ(※個人の感想です)。方法は簡単。ニジマスの体表を濡らしつつ、ステンレスたわしで逆撫でするように、くまなく体表を擦り、ウロコとヌメリを除去していく。すると、みるみるとウロコとヌメリが落とせるのだ。
そして、もうひとつのアイテムがスプーン。大きめのニジマスならカレーライスを食べる時のサイズ。小型のニジマスならティースプーンサイズでOK。これを使用するのは血合いの除去。包丁でお腹を開き、内臓を取り出したあと、背骨に沿ってある血合いを除去するのだが、この際にスプーンが役立つ。血合いの膜に包丁で切れ込みを入れたら、血合いにスプーンの先を当て、背骨に沿って削るようにかき出す。すると、気持ちいいくらいに血合いが取れるというわけだ。あぁ、楽チン&便利!
こうして下処理を終えたニジマス。あとは、刺し身で食べるなり、あるいは煮るなり焼くなり、各自、美味しく仕上げてください!
この記事を書いたライター
地元・多摩川での釣り&野外活動を楽しみつつ、自身でもトラウトやシーバスなどのルアーフィッシングを嗜む。冬はカワハギ釣りにも熱くなる!