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【バス釣り教室】釣り方編:知っておくべき大原則「ギリギリを狙え!」

2023年06月25日公開

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日本で安定した人気を誇る釣りのジャンル、その代表格はバス釣りに違いない。とりあえずバス釣りをやってみたいと思ったあなたは、まずここを読んで欲しい。バス釣りは、使えるルアーの種類が圧倒的に多く、その一つ一つに合った特有の釣り方がある。それをすべてマスターするのは初心者にとってかなり荷が重い。でも、たった一つの大原則さえ守れば、ほとんどのシチュエーションに通用する。その大原則が「ギリギリを狙え!」なのだ。

ギリギリその1:岸ギリギリに投げろ!

バスという魚は、小魚をどこかに追い詰めて食べる。最も追い詰めやすい場所は岸際だ。そこから先は水がないので、小魚も逃げ場をなくしてしまうというわけ。だから、バスも常日頃から岸際を強く意識して生きている。また、水深のある沖の水域は、バスのいる水深に合わせてルアーを使い分けなければいけない。でも、岸際は水深が浅いので、バスが存在すれば、ルアーに気づかせることは容易だ。そんな理由から、特にボートからバスを釣る場合、岸ギリギリを狙ってルアーを投げることが多い。これ、圧倒的に多い。まずは岸ギリギリにルアーを投げて、それを泳がせる。これが基本だ。ただ、岸釣りの場合は岸ギリギリが足元なので、なかなかそうもいかない。でも、岸沿いに釣り進む際は進行方向の岸ギリギリにキャストしていくのはセオリーだし、対岸までの距離がキャスト範囲ならば、対岸にルアーを投げてギリギリに落とすのは基本中の基本。岸釣りでも岸ギリギリに投げることは大事なのだ。

ギリギリその2:カバーのギリギリを通せ!

立ち木、倒木、岩、杭、ウィード(藻)、水没したブッシュ、橋脚など、湖に散見される変化をバス釣りの世界では総称して「カバー」と呼ぶ。バスはそんなカバーに身を隠して、餌が通るのを待ち伏せしている。だから、ルアーもそのカバーのギリギリを通したほうが、バスに喰われる確率が高いのだ。これは、ボート釣りであっても岸釣りであっても一緒。「あまりギリギリに通し過ぎると、ルアーであることを見破られるので、少し離したほうがいい」とか、「むしろ、ルアーをカバーに当てたほうが、バスが反射的に口を使う」というケースもあるが、それは中級者以上のテクニック。入門者はまずギリギリを通すことを目指そう。

 

他にもあるギリギリ釣法

そのほかにも、立ち木の幹や橋脚が水面から出ている1点を狙い、ギリギリにキャストして、ルアーを湖底まで落とし込む「フォーリング」というテクニックもある。これもある意味ギリギリを狙う釣りになる。また、水中のウィードの上ギリギリを泳がせたり、水深が変化する境界線ギリギリを狙うなど、初心者には荷が重いギリギリ釣法もある。ただ共通して言えるのは、何の変化もない沖に向かってルアーを投げるよりは、何かのギリギリを狙って釣ったほうが、釣れる確率が高いということだ。「ギリギリを狙え!」入門者はまずこれから意識しよう。バス釣り教室、次回は【バスの居場所編】の予定です。

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この記事を書いたライター

横沢 鉄平
フリーライター。ライフワークはバスフィッシングだが、ワカサギから世界の怪魚まで、すべての釣りを愛する男。ロッド&リールの「三匹が行く」、ルアーマガジンの「ドラマチックハンター」など、長期連載企画での出演経験も多数。キャンプ用品の「ヨコザワテッパン」考案者でもある。
YouTubeチャンネル「ヨコテツ」も、ささやかに継続中だ。
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