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【バス釣り教室】居場所編:バスはどこにいるのか? 様々な「変化」に身を寄せている!

2023年07月22日公開

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超初心者向けの【バス釣り教室】もいよいよ大詰めに入った。今回はバスがいそうな場所を教える居場所編だ。タックル編で準備した道具を持ち、この居場所編で知った場所を狙い、釣り方編で理解した釣り方を実践すれば、いつかきっとバスは釣れる!
バスフィッシングの王道は、季節に応じたバスの習性を知り、それに合ったエリア選定とルアー選択によって正解の釣り方を探す「パターンフィッシング」であるとされている。でも、入門者がいきなりパターンフィッシングをやろうとしても、それはなかなか難しい。「バスがいそうな場所に、釣れそうなルアーを投げて、いそうな場所ギリギリに通す」とりあえずこれを繰り返してみよう。奥深いパターンフィッシングはその先に待っている!

バスは【カバー】に身を隠す

湖面を見渡すと、様々な変化が目に付くと思う。水面からニョキニョキ出た立ち木、枝ぶりいいの倒木、朽ちることなく鎮座する大岩、水中に繁茂するウィード、浅場に林立するアシ、水面をその葉で多いつくすリリーパッドなどなど。そんな「変化」を総称して「カバー」と呼ぶ。そんなカバーには高確率でバスがいると思ってよいだろう。

カバーは複雑に入り組んでいるので、小魚にとっては恰好の逃げ場所になる。でもそれは同時に、バスにとってみ身を隠しやすいし、小魚を待ち伏せるのに最適な場所でもある。つまり、カバーはバスと小魚の出会いが起きやすい場所なのだ。ただし、カバーを攻略するには、正確なキャスト能力が要求される。それから、たとえカバー近くでバスを掛けても、しっかりとキャッチできる、太めのライン、強めのタックルが不可欠だ。

【地形変化】はバスの魚影が濃い

カバーとは違い、もっとマクロな視点で捉える「変化」にもバスは集めってくる。それが地形変化だ。すべての地形変化がいいというわけではないが、総じてバスは単調な地形よりも、変化する場所に存在することが多い。その代表的なものが水深の変化。一般的にはブレイクといわれる。日本の釣り用語では「かけあがり」になるだろう。バスはブレイクに沿って回遊したり、ブレイクのちょっと沖に浮いていることもある。

もっと目で見てわかりやすい地形変化もある。例えば岬とか湾、あるいは島などもわかりやすい地形変化だ。こんなエリアにもバスが集まることがある。ダム湖では、以前川だったころの川底の地形が湖底に残っていることも多く、それは「リバーチャンネル」と言って、特に冬場は有力なポイントになる。

 

まだまだある、バスの【居場所】

地形やカバーの他にも、バスが集まってくるエリアはある。例えば「シェード」と呼ばれる影の部分は、バスが潜む確率が高い。特に晴れた日は多くのバスが日影に集まる。もう一つ有力なのは流れ込み。特に夏は、酸素の多い冷たい水を供給してくれるし、虫などの餌を上流から運んでくれるので、クーラーの効いたレストランのようなもの。バスにとっては天国のような場所だ。また、魚探がないとなかなか見つけられないけれど、水底の硬い「ハードボトム」と呼ばれる場所には小魚が寄りやすく、それを追うバスも集まる確率が高い。そのほかにも湧き水の豊富なエリアなど、バスの居場所はまだまだある。

とりあえずバスがいそうな場所を見つけたら、その場所にマッチしたルアーを送り込んでいく。そうすれば、いつかきっとバスが釣れる。そう信じて釣りをしよう。

※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

横沢 鉄平
フリーライター。ライフワークはバスフィッシングだが、ワカサギから世界の怪魚まで、すべての釣りを愛する男。ロッド&リールの「三匹が行く」、ルアーマガジンの「ドラマチックハンター」など、長期連載企画での出演経験も多数。キャンプ用品の「ヨコザワテッパン」考案者でもある。
YouTubeチャンネル「ヨコテツ」も、ささやかに継続中だ。
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