2023年08月03日公開
最近、グルーパーゲームというものが流行っているらしい。グルーパー、つまりハタ科の魚をルアーで狙って釣るのだ。そして、私はあまりハタを釣ったことがない。たまに外道として釣れても20cmに満たない小型のものばかりだったのでリリースしてきた。今回は本腰を入れてアカハタを狙う。オフショアでアカハタは、比較的良く釣れるターゲットのようだが、ショアからだと型を出すのが中々難しい。ということで暇さえあればGoogleマップと向き合い良さげなポイントを絞り込んできた。その結果、本州最南端の町、串本町の地磯が候補に挙がったのだ。
選んだ地磯は名前もない串本町の地磯
今回、釣行を行ったポイントは色々調べてみたが、地磯自体に名前はなさそうだ。ただ、潮通しの良さ、水深、地形、崖を下るアクセスの悪さなど、根魚を釣る条件としては申し分ない。オフショアで好釣果なら、その条件に近い地磯を選べば良いのだ。
当日は快晴。気温も高く、いつまでも釣りはしていられない。短期決戦のつもりで挑んだ。はやる気持ちを抑え、細心の注意で崖を下っていく。磯に降り立つとそこには、素晴らしい風景が広がっていた。
開始早々良型をゲット!
初めての釣りなので、当然専用ロッドなどタックルは用意していない。ヒラスズキタックルを流用することにした。20gのシンカーを使用した直リグにバグアンツ3インチの組み合わせでボトムを丁寧に探っていく。すると開始数投で答えが返ってきた。ガツン!という鋭い当たりにボトムに潜ろうとする、パワーのある引き。これは根魚に間違いない。根に入られないように一気に巻き上げ、上がってきたのは良型のアカハタだった。
ポツポツと釣れ続ける
その後も、先ほどより小型ではあるが、20cmから30cmまでのアカハタがポツポツ釣れる。サイズからは考えられないパワーを楽しみつつ、食べない分はリリースした。
今回大活躍したのは、エコギアのバグアンツ3インチだ。アタリも多く価格も安い本当にいいルアーだ。でも4インチの方がサイズが選べてよかったかもしれない。今後、いろいろ試して、ショアから40upのアカハタを釣ることが目標になった。
アカハタは高値で取引される高級魚
結論から言うと非常に美味しかった。調べて煮ると高級魚らしく、市場でも高値で取引されているようだ。見た目も鮮やかで食欲をそそる。今回は酒蒸しにして食べたのだが、まさに絶品。流行りのグルーパーゲームはとにかく楽しく美味しく、素晴らしい釣りであった。