2023年08月15日公開
エギングでアオリイカを狙うのなら、ベストシーズンは春と秋だと考える人が多いと思う。しかし、夏はイカの居場所さえ突き止めれば釣りやすいのだ。型は300gから1kgが中心で決して大きくはない。しかし、この時期のアオリイカは高活性で春の一発大物狙いよりも釣れる確率は高い。8月1日、炎天下の元、デイゲームでアオリイカをエギングで狙った。
台風の影響でコンディションは決して良くない
今回、釣行場所に選んだ和歌山県・白浜町。外洋に面したポイントが多く、色々回ったがどこも濁り潮だった。少しでも潮の良い場所を探して車を走らせた。そして、辿り着いたのが白浜町の袋漁港の近くにある「ナベラ」というポイントだ。アクセスが良く、湾奥の静かな地磯なので外洋の影響をあまり受けない。秋はアクセスの良さから釣り人が多く、超ハイプレッシャーを受ける場所なのだが、真夏のデイゲームに人為的プレッシャーはないと言っていい。当然、誰もいない地磯に降りてランガンをしていく。釣行開始は午前8時だ。気温は上がり始め、じりじりと肌を焼いていく。短期決戦で勝負を決めなければならない。
“新子”の数は多い。早生まれのイカを狙う
夏場のエギングで対象になるのが、産卵が遅れているイカと、今シーズン早めに生まれて成長してきたイカだ。今回はデイゲームなので、後者の早生まれから成長してきた300g以上のイカを狙う。因みに大型を狙うならナイトゲームが有利だ。早生まれのイカは、夏の高水温でとにかく高活性。手早くランガンしていくと、エギをイカが追尾してきた。すかさず、長めのフォールを入れるとイカがエギを抱いたのでフッキング。イカ特有の引きを楽しみながらキャッチしたのは、エンペラが大きい、まさに“夏イカ”だった。使用したエギはパタパタの2.5号。愛用のエギであることもあいまってとても嬉しい。
計測を済ませて手早く撤収。熱中症には気を付けて!
計測してみるとイカは約500gで、この時期のアベレージサイズだ。決して大きなイカではないが、高水温を好むアオリイカはこの時期とてもよく引く。本日も楽しい釣行が出来た。
釣れてしまえば長居は無用。炎天下での釣行は熱中症に細心の注意を払ってほしい。無理は禁物だ。それと、今回は釣れなかったが、“新子”のとても小さなイカが増えてくる時期でもある。もし、釣れても手で触らずに、そっとリリースしてほしい。和歌山県ではアオリイカのサイズに関する規制はないのだが…。
釣れたイカは天ぷらで!
今回、釣れたアオリイカは妻が天ぷらにしてくれた。普段は私が釣ったものは絶対に捌いてくれないのだが、私が釣ったアオリイカが冷凍庫を圧迫していて邪魔になっていたらしい。理由はどうあれ、アオリイカの天ぷらは非常に美味しかった。