新型アンタレスDCMD、19モデルとどこが違うのか?

「モンスタードライブ(=MD)」という称号を持つ、最強のアンタレスDCがついにリニューアル。実際に手で触れて、巻いてみて、ミラクルジムに話を聞いたら、ますますその完成度の高さに驚愕!(執筆:横沢鉄平)

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低慣性のMGLスプールⅢに最適化したブレーキシステム搭載!

DC(デジタルコントロールブレーキ)搭載の頂点モデル、アンタレスDC MDが、5年の歳月を経てリニューアルされた。まず注目すべきは最近のベイトリールのキーワードでもある「低慣性スプール」の搭載。MGLスプールⅢは、先代DCMDに比べて幅を1mmナロー化。更に薄肉化を進めてより低慣性なスプールへと進化した。このスプールなら、例えばビッグベイトゲームに最低限必要な20ポンド×100mのラインキャパを有しつつ、高いレスポンスで、低い弾道を描く大遠投を可能にしてくれる。そのMGLスプールⅢに対して最適な設定を施したブレーキが、New4×8DC MD TUNE。遠くまで飛ばせるだけではなく、安全に飛ばせる能力もジャンプアップしている。

アンタレスDC MD XG RIGHT (シマノ) SPEC:自重=235g。糸巻量=ナイロン20ポンド-100m。ギア比=7.8。最大巻上長=93cm/ハンドル1回転。最大ドラグ力=6kg。ボール/ローラーベアリング数=11/1。モデル数:全4モデル。税込価格=92,510円。(RIGHTは2023年2月発売予定、LEFTは2023年3月発売予定) URL=https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/baitlurecasting/a075f000042png4qac.html
実はあまり知られていない事実。NEWアンタレスDC MDは、外側のメカニカルブレーキツマミが復活した。これは個人的にうれしい。過酷な状況でのキャスティングには、メカニカルによる微妙な設定も出したい。

バスはもちろん、オフショア、ビッグトラウトにも使いたい1台

「一番変わった点は飛距離ですね。今までのモンスタードライブよりブレーキを開放気味にしているんです。アンタレスDC MDは海でもバスでも使える。例えば東京湾でサワラを釣る場合、30~40グラムのメタルジグにブレードつけてかっ飛ばすわけです。そんなときの遠投能力が非常に伸びた。あるいは最近盛んなシーバスのビッグベイトゲーム、ビッグブレードのスピナーベイトでも非常に遠くまで飛ばせます」
 これは、村田基さんからのコメント。つまり、空気抵抗の小さいルアーも、大きいルアーも、めちゃくちゃ遠くに飛ばせるということ。そして、いざ手に取ってみると、「え?これ、モンスタードライブ?」と疑いたくなるほど、手の中でおさまりがいい。正直、前代のDC MDは、持った感じがごつい感触だったが、スプールが1mm狭くなった影響なのか? パーミング性が格段にいいのだ。実際、担当者に聞いてみたら、デザイン変更でパーミング性が上がったとのこと。そしてハンドルを巻いてみると、想像以上に滑らかだった。「空回り?」と思ってしまうほど、抵抗が軽い。村田さんによると、19アンタレス以降はこの回転フィールになっているようだ。飛び、巻き、トラブルレス、バーミング性、汎用性、能力を示すレーダーチャートが全方向に伸びた新生アンタレスDC MDに、いまのところ死角は見当たらない。個人的には昨シーズン1度しか行けなかったサワラ釣りと、レイクトラウト狙いのビッグベイトゲームで使いたい。もちろん、買える身分になったらの話だけど。

サイドカバーをフリップアップさせると「New4×8DC MD TUNE」が露出する。ヘビーウエイトルアーの場合、設定はXBモード。ダイヤルはメタルジグを遠投するなら1~4、ビッグベイトやビッグブレードスピナーベイトを投げるなら5~8の範囲で調節するといい。
NEWカルカッタコンクエスト MD 300XG(シマノ) ドラグ力8kgを誇る、対モンスターフィッシュの最右翼リール登場。ハイスピードギアのXGモデルもラインナップして、ビッグフィッシュの本能を刺激する高速巻きにも対応。更にはSVSとマグネットブレーキの2段構えでバックラッシュを軽減し、個人的に念願だったレベルワインド連動機構も搭載。正直、人生4回目のアマゾン釣行にはこのリールを持っていきたい! NEWカルカッタコンクエスト MD 300XG(シマノ)SPEC:自重=335g。糸巻量=PE4号-180m、ナイロン20ポンド-160m。ギア比=7.5。最大巻上長=101cm/ハンドル1回転。最大ドラグ力=8kg。ボール/ローラーベアリング数=11/1。モデル数:全6モデル。税込価格=71,280円。(2023年3月発売予定、301と401は5月発売予定)URL=https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/baitlurecasting/a075f00003rgoobqa0.html
解説はもちろん、シマノ製品を知りつくすミラクルジムこと村田基さん。個人的にも数えきれないほど取材させていただき、もう25年以上ものお付き合いになっている。メディアが列をなしてインタビューに来ても、いやな顔一つせず、丁寧に対応していた。

施設等情報

株式会社シマノ
TEL:0120-861130(AM9:00~12:00、PM1:00~5:00。土日祝日、休業日を除く) 株式会社シマノ公式サイト

施設等関連情報

特になし

※料金等は取材当時のものとなります。料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては各施設等にお問い合わせください。

この記事を書いたライター

横沢 鉄平 フリーライター。ライフワークはバスフィッシングだが、ワカサギから世界の怪魚まで、すべての釣りを愛する男。ロッド&リールの「三匹が行く」、ルアーマガジンの「ドラマチックハンター」など、長期連載企画での出演経験も多数。キャンプ用品の「ヨコザワテッパン」考案者でもある。
YouTubeチャンネル「ヨコテツ」も、ささやかに継続中だ。

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