トボトボと上流の仲間の元に向かう途中、メールが…。そこには美しいヤマメが写っていた。友人についに春が来たのである。こちらも浅場で来たとの事。午後になり水温が上がり、陽の当たる浅場に出て来たようだ。しかしながら、ポイントと活性の上がる時間帯とが合致しなければ、中々魚達に出会う事は出来ない。私と相方には春は来ないのか?相方の姿が見えると何やら友人も合流し、盛り上がっている。なんとそこには良型のネイティブな立派なイワナが。 堰堤の落ち込みでドンと来たらしい。相方にも春が来た!その後、足がもつれるほど歩き、粘りに粘ったが私の春はお預けとなってしまった。あと少しのところで手から溢れ去った春よ!遠き春よ~。まだ水温も上がらず、渇水の中、“渓魚”達も今か今かと春を待ちわび、深みでじっと待っているかのようだった。道志の春はこれからだ!ヤマメよ!イワナよ!次こそは共に春を迎えよう。