2022年11月14日公開
2016年に発売された本家サイコロラバー。あれから6年が経った今になってなぜか琵琶湖で突如ブームになっている。その理由をちょっとだけ考えてみた。
ライブサイトで才能開花?
まず、サイコロラバーを知らない人のためにざっくりと説明したい。
香川県でアルティメイトワールドという釣具店を営む田渕秀明さんが考案、2016年に彼のブランドであるフィールドサイドから発売したのが元祖である。オリジナルは全10サイズ。それを田渕さんが使用して、2016年JBマスターズ霞ヶ浦戦で見事優勝。その後、関東のローカルトーナメントでもよく釣られていたのが口コミで徐々に広まっていく。2019年JBトップ50霞ヶ浦戦で藤田京弥さんが2位になったことで決定的に「有名なシークレットベイト」になったと思う。
筆者自身も2018年に購入し、琵琶湖でも2019年には使っていた。しかし、釣れなかった。関東のリザーバーなどと同じような感覚で、シャローのサイトフィッシングで使っていたのだが、サイコロラバーよりも小魚っぽいワームのホバストなどの方が明らかに効いた。まあ、他地域発祥のテクやルアーが琵琶湖ではさっぱり流行らないというのは珍しくないので(例:虫系、でか羽根モノ、パワーフィネスなど)これもその類かとその時は思っていた。
ところが、今年になってから琵琶湖でもサイコロラバーがトーナメントなどを中心に急速に流行っているのだ。火付け役は諸説あると思うが、筆者的にはO.S.P.プロスタッフの林晃大さんがB.A.I.T.(琵琶湖のプロトーナメント)で2戦連続準優勝をした影響が大きかったように思う。そして、11月12日~13日に開催されたB.A.I.T.クラシック(MUTA バスフィッシングジャパンオープン)では複数の上位入賞選手がサイコロラバーを使用していたという…。
O.S.P.から今年の春にリメイクされたというのもあると思うが、それにしてもなぜ今頃流行?…と思っていたら、やっぱり使い方が全然違った。関東ではサイトフィッシングでの使用が定番なのだが、琵琶湖の場合、ミドル~ディープがメイン。沈みモノに集まるバスをライブソナーで観察しながらリアクション的に食わせる…という使い方らしい。しかも……おっと、文字数に限界がきたようだ。