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【琵琶湖】12月1日、解禁エリアならボコボコに釣れるのか?

2022年12月03日公開

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難しくなったといわれる琵琶湖、さらに、冬シーズンの到来…。普通に考えたら釣るのはなかなか簡単ではない…となるだろう。しかし、このタイミングで解禁されるエリアがある。そんなの…行くでしょ?(執筆:望月俊典)

解禁といっても該当エリアにボートが入れるようになるだけ…でもある

5月1日~11月30日まで、沖島と対岸を結ぶエリアは滋賀県琵琶湖等水上安全条例により動力戦の航行が禁止されている。「もっぱら遊覧、競走及び練習の用に供するものの航行を禁止する」とあるが、釣りは遊覧にあたるという法解釈だろうか。エリアなど詳しくは滋賀県のHPを参照されたい。
滋賀県HP

というわけで、12月1日は7ヶ月ぶりにボート釣りが解禁されるのである。このエリアのバスたちはおそらくその間ルアーをほとんど見ていないので…これは釣れる…んじゃないかということで、朝8時45分にレンタルボート・ひさの屋を出発した(遅い)。

沖島の漁港近くから釣り開始。解禁だからと過剰な期待をしてビッグベイトばっかり投げるなんてことはしない。容赦なくアラバマ系から投げた…のだが、あれ? ベイトフィッシュが少ない。それっぽい場所に魚は映るのでルアーを投げるも反応はイマイチである。東岸側へと渡り、ベイトの集まりそうな岬周辺や魚礁をチェックするも…ここもほとんどベイトが映らない。

…やばい。記事にするつもりのない普段の釣りだったら、この段階で見切っていると思う。しかし、腕はアマ、心はプロ。退路を断ち、堀切湾内へとボートを進めた。バスらしい魚がいるスポットはあるが、やっぱりベイトが少ない。なんで?

ボコボコに釣れたのではなく、ボコボコにされた?

このままお昼になり、天気予報に反して強い西風が吹いてきた。ババ荒れというやつである。一瞬気を抜いて考え事をしながらエレキで移動していたら…大きな横波を喰らってデッキまで波を被った…と、次の瞬間、ガシャンという音で後ろを振り返ると…GoPro(中古で2万円)をセットしていた三脚(2万円)が、ゆっくりと沈んでいくのが見えた。咄嗟に持っていたタックルのルアーで引っ掛けようとするも、アシストフックのグルカナイフでは無理があった。それから1時間ほど、メタルバイブなどで救出を試みたが…惜しくも帰らぬカメラとなってしまった。

…あれ、なんのテーマだっけ? そうそう、でかバス爆釣を期待した解禁エリアだったが、これがなんの恩恵もなかったではないか。考えてみたら、琵琶湖全体からしたらごく一部分でしかないし、当然バスたちは隔離されているわけもない。水中もSNS社会なのか? 他のエリアのバスたちとしっかり情報共有されているようだった。

帰りは西から吹き付けつける風でババ荒れ。踏んだり蹴ったりの一日となった。

 

施設等情報

レンタルボートひさの屋
〒520-0525 滋賀県大津市小野306-89 
TEL:077-594-3288 レンタルボートひさの屋ホームページ

施設等関連情報

営業時間:日の出~17:00(夏季)、日の出~16:00(冬季)
レンタルボート代金:1人乗り7000円(9.8馬力)、8500円(20馬力)。2人乗り8800円(9.8馬力)、11000円(20馬力)、3人乗り13200円(20馬力)
公共交通機関:JR湖西線 小野駅下車 徒歩約17分
車:湖西道路 真野IC下車 約6分
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

望月 俊典
千葉県九十九里町生まれ。雑誌『Rod and Reel』副編集長を経て、フリーランスの編集/ライターとなる。海外の秘境釣行も大好きで、『世界の怪魚釣りマガジン』の立ち上げ&制作を手掛けた。現在は、琵琶湖事務所で仕事や釣りにいそしむ。著作は『バスルアー図鑑』(つり人社)。ちなみに、学生時代に、ネッシー(といわれているであろう現象)を目撃&撮影したことがある。
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