2023年01月18日公開
私のホームグラウンドは鹿児島県・大隅半島だ。2023年の初釣りは、南大隅町伊座敷の一級瀬「沖の瀬」へ。伊座敷は大隅半島西側に面しており、シーズンになるとオナガ、クチブト、“青物”などの魚種が豊富で魚影も濃いエリアだ。この豊かなフィールドで、今年1年の安全、そして、この豊かな海がいつまでも続くことを祈りながら初釣りを満喫した。
よい釣果を上げるためには情報収集が大切
釣り始めという事で前日までどこに行くか悩んだが、いつもお世話になっている餌屋さん『つりえさ将ちゃん』の情報で、伊座敷が前日から釣れ出したと聞き、餌の解凍予約をお願いした。店主の春口将さんは、“上物”から“底物”まであらゆる釣りをこなす根っからの釣り好き。大会などでも上位入賞をするほどの腕前だ。餌屋さんをしているため餌に詳しいのは勿論だが、大隅半島の釣り情報は「将ちゃんに聞けば大体のことが分かる」。皆さんも鹿児島県大隅半島で釣りをする時は立ち寄ってみるとよいだろう。よい情報が入手できるはずだ。
30cm級のサバが連発。餌盗りと潮に悩まされる
朝は下り潮で沖の方に流れがあり、よい潮が流れていた。この潮に乗せて開始すると、仕掛けが馴染み切る前にナビストッパーが勢いよく入っていく。合わせて上がって来たのは30cm程のサバだ。私はサバが大好物だが、クーラーボックスを開けると氷を忘れている。そのため、今回はリリースすることに。
引き続き釣りを開始すると、またもやサバ。作戦を変更して瀬際を狙うと、またサバ。撒き餌の打ち方を変えて超遠投。沖に10杯ほど打ってサバを沖に出す。足元には2杯打って仕掛けを合わせると、ようやく餌が残るようになった。同じように先程より深めに入れるとモゾモゾとアタリ。合わせると上がって来たのはグレ。35cm程だが価値ある“初グレ”を見る事が出来た。
サイズアップを目指し重たい仕掛けに
沖にはサバが大量にいるので遠投で大型を狙う事が出来ない。そこで、手前をしつこく丁寧に狙う。撒き餌を潮の流れていない所に撒き、足元から水深がありそうなので仕掛けを5Bに変更した。底付近のストラクチャーをイメージしながら探ってみると、ゆっくりウキが沈んでいき、合わせると中々の重量感。この鋭い引きを見せてくれたのは42cmのオナガグレだった。
その後は餌盗りも徐々に出て来たが、5Bと重たい仕掛けを使用しているためかしっかりとグレのいるタナまで届き、グレの連発が納竿まで続いた。
新年早々幸先よし。いい年になりそうだ!
新年早々40cmオーバーが3匹釣れ、35cm以下はリリースでもクーラーボックス満杯になるほどの釣果が出た(お世話になっている人たちにお裾分けするために今回は大量に持って帰った)。今年はいい年になりそうだ。本年も釣り人みんなが笑顔になれますように、マナーを守りながら釣りを楽しみましょう。