釣りビジョン

上五島で“乗っ込み”グレ狙い!!

2023年02月25日公開

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今年の“西磯”は例年になく好調で数、型共に素晴らしい釣果が続々と寄せられている。1月後半からはグレ(メジナ)の“乗っ込み”情報も聞かれるようになって来た。“乗っ込み”の良型グレと言えば、やはり長崎県・五島列島である。

【この記事を書いたライター】宮原 浩

上五島・美良島「ヘリコプター」

この日は“春一番”と雨の天気予報。南寄りの風が強く、悪天気の為、あまり状況が良くない釣り場にしか行けないと思っていたが、船のエンジンがスローになり、キャビンを出ると上五島・美良島付近に居た。この時期、上五島に行く事が出来れば“爆釣”間違いなしなので、同行の仲間も一気にハイテンション。最初に呼ばれて3人で上がったのは、美良島北側に位置する有名な「ヘリコプター」という釣り場。先ずは体を温ようと“コーヒータイム”。体も温まったところで『サンライン』の倉光君が根魚狙いを開始。中々反応が無かったが、夜明け前に待望のアタリがあり、20cmオーバーのアラカブ(カサゴ)を取り込んだ。この魚を最後にグレ釣りの準備開始となった。

釣れれば良型!

オキアミ2角に『マルキユー』の「ニューグレパワーV11」、「グレパワーV9スペシャル」を1袋ずつ、「超遠投グレ」を半袋入れ、雨模様だったのでパサパサ目に仕上げ、仕掛けのセットも完了。一番右の突端に倉光君、真ん中に私、左の船着きに富田君が入りスタート。潮は上げ潮、左に流れていて足元の撒き餌を見てみても餌盗りもいない状況だったが、早速、富田君にアタリ。慎重に取り込んだのは40cmオーバーのクチブトグレ、素晴らしい乗っ込み体型だった。続いて倉光君にもヒット、開始早々から大満足で同クラスを数匹ずつキープした後に富田君に今までにない引きが襲って来た。時間を掛けて浮かしてタモに納めたのは、“腹パン”のクチブトグレで50cmジャスト!!

 

深いタナがキーポイント

その後もポツリポツリと釣れ続き、クーラーの中は満タン状態となったが、下げ潮に入ってからは浅ダナでは付け餌にも触らなくなり厳しい展開に突入した。そこでタナを深くしていくと“竿2本”程度の所で付け餌が取られるようになったので、そのタナを中心に攻める事に。仕掛けが馴染んだ後に撒き餌を打ち、同調させる作戦を展開した。
アタリが出ても付け餌を離すことが多かったので、付け餌も『マルキユー』の「特選むきエビ」を中心にしていくとこれが嵌まり、オナガグレも交じり出した。
最終的には、43cmのオナガグレもゲットした。更に狙っていたクチブトグレも46cmを仕留める事が出来て、最高な一日となった。

3月上旬位まで楽しめる

グレの産卵期。上げ潮、下げ潮ではタナの変動や活性も変わり、難しい季節ではあるが、タナを把握する事が出来れば素晴らしい体型のグレが釣れてくれるはず。3月上旬位まで楽しめるはず。「食べても美味しい乗っ込みグレ」を是非狙って頂きたい。

●仕掛け
竿:『がまかつ』「がま磯 スーパープレシード1.25-50」
リール:『シマノ』「BB-XテクニウムC3000DXGS」
ウキ:『釣研』「西海SP2B」
道糸:『サンライン』「磯スペシャル グレ道1.75号」
ハリス:『サンライン』「トルネードVハード1.75号」
ハリ:『がまかつ』「一刀グレ4号」、「掛かりすぎ口太4号」

施設等情報

丸銀釣りセンター
〒859-5535 長崎県平戸市野子町宮之浦1243-3QAA
TEL:0950-29-1006
丸銀釣りセンターホームページ

施設等関連情報

1万3,000~1万7,000円(エリアによって金額が違う)
駐車料金300円
     
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この記事を書いたライター

宮原 浩
クロのシーズンには長崎県平戸宮ノ浦、五島列島、チヌのシーズンには九十九島、鷹島に釣行。トーナメントにも参加しているが、近年は大型の尾長釣りにはまっている。がまかつ、サンライン、釣研フィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ。主な入賞歴は「第1回 マルキユーM-1カップ全国チヌ釣り選手権大会」準優勝、「第3回 マルキユーM-1カップ全国グレ釣り選手権大会」優勝、「第25回WFGグレ世界大会」3位。
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