2023年08月30日公開
「牛久沼」「手賀沼」など、凡そ関東のバス釣りにおいて「沼」と名の付くフィールドは、「釣れればブリブリ!でも釣れないよ?」というイメージではないだろうか?そうはわかっていても、湖岸全体をアシやガマが覆いつくし、釣れそうな雰囲気がムンムン。何度心を折られてもなぜかまた挑みたくなってしまう、名実ともに(?)”沼”と呼ぶに相応しい沼フィールドの攻略を、オカッパリのレジェンドの釣りから紐解きたい。
難しいのは昔から!?歴史ある群馬の名フィールド
紹介するのは、川村光大郎さんが出演する釣りビジョンの人気番組『follow my F #23 群馬の里沼・多々良沼を歩く』での2022年の釣行。
群馬県館林市と邑楽町に跨り、住宅地からも程近い多々良沼は件の沼のイメージの典型。
「タタランバス」と呼ばれる値千金のブリブリバス、それも最大サイズと言われる50アップ1本を目標に、二日間のロケを行った。
9月13日、ロケ初日はオカッパリ。
およそ25年前、高校時代に1度だけ多々良沼を訪れたが、バスを釣ることはできなかったという川村さん。
当時と変わらず”特濃”ともいえるカバーが湖岸を覆い、オカッパリから釣りをするにはかなり厳しいシチュエーションが広がっていた。
朝一、本湖のアウトレット周りからスタートしたものの反応は厳しい。早々に見切って、孫兵衛川、多々良川という流入河川で流れを意識したバスを狙っていくことに。
緩やかな流入河川「孫兵衛川」
先に訪れた孫兵衛川をチェックするのにセレクトしたルアーは、24gのスクーパーフロッグマグナム。
これを対岸のカバー奥へとねじ込み、上流方向へ手早くチェックしていくと、水門周りのマットカバーで水面が炸裂!
しかしフッキングまでは至らず、時間を置き、スモラバで仕留めたのはかわいいサイズ。2キロほど歩いてもこの一匹以外には良い感触がなく、次は多々良川へ。
地元アングラーオススメの「多々良川」。流れの強さからバスの行動を読む!
途中で出会った地元アングラーの話から、望みアリと思われた多々良川。川村さんは一見して、
川村「こっちは速すぎるくらいの流れがある。バスはカバーの中でそれを避けているはず。」
そう言ってルアーをラバージグに替え、カバーの奥深くまでスローに探る釣り方へとスイッチした。
そうして1kmほど上流までチェックした結果、唯一良型のチェイスがあった下流エリアへと引き返す。ここに望みを託し、対岸のカバー際を集中して探り始めると…勢いよくラインが走り、ロッドが大きく曲がった!
川村「よおっしゃっ!!デカイ!!いたよ、タタランバス!!」
珠玉の1匹を手にするも後が続かず…目標の50UPは二日目へ持ち越し!
この良型をキャッチしたのは昼頃。
その後も日没まで本湖、流入、アウトレットなど可能な限り探るも、めぼしい釣果は得られないまま初日の釣りは終了。
川村「カバーが濃すぎて釣りが出来る場所が少ない。オカッパリの限界を感じてしまった。このまま続けても同じような展開になるだけ。」
ということで、2日目は漁協が運営するレンタルボートで楽しむことに。
ポイントだらけのボートフィッシング!どこでも打てるがどこを打つ?
午前7時頃に出船し、前日に46cmを釣った多々良川(流入側)を一番に攻めるも不発。
ボートで攻めやすくなったとはいえ、そこは群馬有数の難関フィールド。
辺り一面のカバーの中からバスを探すのは容易ではないようだ。
次に多々良川のアウトレット側へと移動した川村さん。
前日の釣りからヒントを掴んでいた「流れが効いているエリア」、「地形変化のあるエリア」に狙いを絞り、ようやくコンスタントにバスをキャッチしていく!
その中に目標の50アップはいたのか?
そして、バスの胃の内容物を確認した川村さんが放った衝撃の一言!
など、“沼“に悩むアングラーの希望となること間違いなしの攻略劇。
全貌はぜひ、釣り動画アプリ・釣りビジョンVODの『follow my F #23 群馬の里沼・多々良沼を歩く』でじっくりご覧頂きたい。
⇒ 『follow my F #23 群馬の里沼・多々良沼を歩く』
※釣りビジョンVODで配信中の多々良沼の番組はコチラ!
⇒ 『Go for it!161 秋のマディーシャローウォーター・群馬県多々良沼』
⇒ 『トップ道 53 群馬ツートップ・多々良沼&榛名湖』