日本に於けるバスフィッシングの礎を築いた赤星鉄馬氏はその手記に「釣りどく」という言葉を残している。節度やマナーを忘れた釣り人の所業を顕すこの表現。それを諫めるような独自ルールを掲げた芦ノ湖は、彼のイズムを語ること無く継承しているように見受けられる。7月23日(土)に開催された「第6回 芦ノ湖ショア・バスフィッシング大会」での優勝ウエイトは2,700g(全長52cm)。翌24日(日)の「NBCチャプター神奈川・第2戦・テイルウォークCUP」でも2000g以上の個体が何匹もウェイインされた今シーズンの芦ノ湖。そのポテンシャルは今年も期待大と言えるだろう。間もなくオオクチバス移殖元年から100年を迎える神奈川県・芦ノ湖。ウン十年前に初めてバスを手にして震えていたかつてのバス釣り少年の皆さんにお薦めしたい、夏休みのご提案です。