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フラッシングと波動で誘う〝ど真ん中〟の渓流シンキングミノー「ネルメッツォ50FS」

2024年07月11日公開

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2024年、エバーグリーンのネイティブトラウトライン「Artisan(アルチザン) NATIVE TROUT」シリーズが始動!今回紹介するのは〝大鱒釣り師〟の異名を持つ、プロスタッフ・山岸大祐氏が監修した渓流シンキングミノー「Nelmezzo(ネルメッツォ)50FS」。全長50mm、5.0gの小さなフラットサイドデザインのボディには、いったいどんな性能が詰め込まれているのか!?

現場で徹底的に鱒の反応をチェック!

エバーグリーンのネイティブトラウトライン「Artisan(アルチザン) NATIVE TROUT」は、同社のプロスタッフである山岸大祐氏が監修するネイティブトラウトシリーズだ。1尾のトラウトと出会うべく、至極の時を彩る〝機能美あふれる道具〟をテーマに開発・テストが進められてきた。その第一弾としてリリースされたのが、渓流ミノー「ネルメッツォ50FS」だ。〝ネルメッツォ〟とはイタリア語で〝真ん中〟という意味。このネーミングの通り、目指すは、スタンダードな渓流シンキングミノーだ。

山岸氏によれば、水が音を立てて流れる渓流域において、アピール力が小さすぎるルアーでは魚にその存在自体を気づいてもらえないことがある。だからこそ、流れの中では〝ヒラ打ち〟や〝ダート〟などアピールアクションを演出できるミノーが必要であり、現在主流にもなっている。しかし、そんなヒラ打ち系ミノーにも弱点が…。それは、アクションとアクションの間に、大なり小なり必ず〝ポーズ〟が発生すること。「激しくアクションするミノーを勢いよく追尾してきたが、突然Uターンしてしまった…」という経験はないだろうか?

それは、ルアーという物体の動きが止まる一瞬の間で、野生に生きる魚に、口にしてはならない異物と認識されてしまうから。渓流魚との駆け引きで頻繁に起こる現象だ。そう、このような状況を打破するために、徹底的に鱒達の反応をテストしながらつくり上げたミノーが「ネルメッツォ50FS」なのだ。





フラッシングと波動で誘うニュースタンダード渓流ミノー

〝トゥイッチング〟や〝ジャーキング〟による誘いで、流れの中で視覚に訴えかけ反応させる。アクションの一瞬の間には、水に絡むように揺らめき、単なる物体が生命体〝らしい波動〟を発することで見切らせないようにしたい。そんな、視覚(アクション)と波動(側線)の両方に働きかける要素が詰め込まれている。

特徴的な部分がボディ形状だろう。フラットサイドデザインでありながらやや厚めの7mmに設定。ヒラ打ちアクションだけでなく、ボディの厚さによる波動も期待できる。さらに、ベリーのエッジにくぼみを設けることで、イレギュラーなフラッシングを発生させつつ、自然な沈下姿勢を長くキープ。強度があり、レスポンス抜群の基盤リップが、投げる場所を選ばない幅広いアプローチを可能にしている。

すでにハイシーズンに突入した渓流ルアーフィッシング。あらゆるシーンで活躍が期待される「ネルメッツォ50FS」をボックスに忍ばせていただきたい。



 
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