釣りビジョン

ベストシーズン到来!東京湾のシーバス、爆釣モードへ!

2015年04月01日公開

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春の風物詩、千葉県沖の“潮干狩り”が解禁になった。春の気配と共に、東京湾のシーバスがベストシーズンを迎えた。「絶好調!」の情報が入り、3月20日、千葉県・長浦港『こなや丸』の午前シーバス船で興奮のシーンを体験した。

ショップがあるから、その場で購入も可能

集合時間の午前5時を目指し、アクアラインを走ると風速8mの表示。北風だが外気温は高く、春の気配を感じる。木更津ICを降り、10分程で『こなや丸』のグリーンの建物が見えて来る。店舗入口の“乗船順位プレート”を取り、出船手続きをしていると釣り人が次々に集まってくる。ルアー船の野口祐司船長に挨拶、現在の“アタリルアー”を選んで貰い、店舗内ショップで購入した。アシストフック・トリプルフックの付け方まで丁寧に教えて貰った。アシストフック1本をリーダー直結のスナップに、トリプルフックをジグ下に付けるのが良いそうだ。そして、車で5分程の船着場に移動して準備を整えた。船長の合図で順番に乗船。私を含めて9人が乗り込み定刻6時に出船となった。午後船も手続き順序は同じだ。

出足不調も、移動したら好転!

航程30分程の東京湾中央付近でスタート。北風が少し残り、波も少しあるが曇天で絶好のコンディション。しかし、表層の潮の流れが速く「サミングしながらラインを出すように」と、船長からアナウンス。全員、船長の指示ダナで“早巻き&フォール”を繰り返すが、ヒットが出ない。少し不安になるがすぐに状況は変わった。
「上げて下さい。少し走ります!」とのアナウンスが流れ、神奈川県側の川崎沖に向かった。情報が入ったようだ。釣り場には、先着船がいたがシーバスを抜き上げている。直ぐにアタリが出始めた。左右の舷で竿が曲がり出し、期待していた場面がやって来た。スタートの不安を吹き飛ばすようにシーバスがアタリ続ける。タモの出番が増え、小型はラインを持って引き上げてしまう。見ているだけで楽しくなってきたが、クライマックスはそれからやって来た。

 

海鳥が乱舞、“爆釣モード”にスイッチオン!!

午前8時過ぎ、「上げて下さい!走りますよ」のアナウンス。波を蹴立てて北上すること約10分、扇島沖で待っていてくれたのは、数え切れないほどの海鳥の群れ。ベイトボールならぬベイトフィールドが出来ている。直ぐにジグを投入、シーバスの入れ掛かりの始まりだ。全員の竿が曲がり続け、取り込みも大型以外は「カツオの一本釣り」状態。デッキの上を、釣り上げた魚とバケツを飛び出した魚が転げまわり、「これは誰の魚?」。踏みそうになる。魚探の反応を見せてももらうと、下層に赤い反応が帯状に続き、その帯が海面方向に向かうと“爆釣”のスイッチが入るそうだ。毎日釣ってもこの反応、一体どの位のシーバスが此処にいるのだろうか。綺麗な魚体でヒレがピンとしている。常に新しい群れが入って来ている証拠だ。

楽しい時間は、直ぐ過ぎる

“爆釣”、小休止、また“爆釣”の繰り返しで、直ぐに終了の時間となったが濃縮された半日船だった。最終釣果は、竿頭45匹、最大81cmのランカー級、70cm級も多数上がった。途中から釣りをした私にも8回ヒット、キャッチ4匹の釣果。それもワラサタックルの竿にスピニングリールの的外れな道具での結果。いかに魚影が濃いか理解頂けると思う。

5月には浅場でキャスティングも

「トップシーズンに入りましたね。4月中旬まで続くでしょう。5月には浅場でキャスティングゲームも楽しめます。ジグは80gメインで60~100gを準備して下さい」と船長。ルアーは船宿でも購入出来るので聞くのも良いだろう。反省も含めてリールはベイトタイプ、ラインは出来るだけ細いほうが良い。フォールでアタリが出ることが多いからだ。この時期、一番活性の高い魚と、活性の高い釣り人が集まるシーバス釣り、トップシーズンに突入だ!

今回利用した釣り船

千葉県長浦『こなや丸』
〒299-0265 千葉県袖ヶ浦市長浦1-1-111
TEL:0438-62-2707
定休日:毎週火曜日 釣果・施設情報 こなや丸ホームページ

出船データ

シーバス乗合船
午前船:出船6時、沖上り11時分頃
午後船:出船13時00分(揃い次第)、沖上り17時頃
貸し道具:無料(予約時に申し込む)
乗合料金:7,200円(午前船・午後船・1日船あり、要確認のこと)
     
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