2015年08月01日公開
待ちに待った子供たちの夏休み!さぁ何処へ行こう?プール?それとも遊園地?それもいいけど今年は、手ぶらで出掛けても家族みんなで楽しめるお手軽な湘南・平塚『浅八丸』の“ライトルアー船”に乗ってみては如何だろう。
土・日・祝祭日は2便が出船!
今や湘南の“夏の風物詩”となった大人気の“ライトルアー船”は、『浅八丸』が“発祥地”。平日は午前6時発、9時納竿の1便、土・日・祝祭日は10時30分発、13時30分納竿の船もあり2便が出船する。
午前5時に到着すると、朝靄の中に朝日が差し込み、海は穏やかに凪いでいた。その後続々とファミリー、カップル、グループといった“ライトルアー船”ならではの釣り人達が集まってきた。
気分はパイレーツ・オブ・カリビアン!?
荷物をトラックの荷台に乗せ、出船場所に向かいながら話を聞くと、船釣りが初体験という緊張した面持ちの小学生兄弟(座間市の律希君、孔君)とそのお母さん、彼氏に連れられ、これから始まる未知の体験に胸躍らせ笑顔を見せる彼女など、通常の船釣りではなかなか見られない光景がそこここにあり、船釣りを始めたころの初々しい気持ちを思い出させてもらった。定刻6時に総勢10人が乗り込み、沖を目指して出船。子供達の気分は、差し詰めパイレーツ・オブ・カリビアン!?
前半は空振りの連続
航程5分、アッと言う間に釣り場に到着した。「ルアーのフックはバーブレスに」とのぶちゃんこと石井信幸船長からアナウンス。「タナ20~30m」の指示でスタート。しかし、しばしの間空振りの連続。“ベイト(主にイワシ)”の反応はあるのだが…。
後半 怒涛のサバラッシュ!!
暫くすると、僚船から「顔を見た」との無線。船長は8時過ぎに移動を決断。茅ヶ崎沖の烏帽子岩周りに到着すると、すぐさま“爆裂反応”発見!「タナは上から30mまで。ハイ、どうぞ!」とのぶちゃん。開始直後からあちらこちらでロッドが弓なり。この釣りのメインターゲットであるサバだ。ロッドアクションを見ていると、ワンピッチだったり、スローなシャクリだったり、タダ巻きだったり…もはやロッドアクションなどは無関係。フォールでもアタり、ジグのカラーもブルー、ピンクと何でもOK。良型のゴマサバが次々に取り込まれる。次の瞬間、サバとは違う引き込みでトラフグまで釣れて来た。ライトルアー、侮りがたしである。
クライマックスは律希君にシイラ!!
怒涛の入れ食いの中、沖にシイラの跳ねを発見!ん?様子がおかしいぞ?と思ったら、律希君のリールのドラグがジジジーーッ。フォーリングの最中にシイラが食ったのだ。人生初の大物とのファイト開始!私を含め船上の大人たちが「頑張れ!」、「慎重に!」、「巻いて!」、「止めて!」と大騒ぎ。全員が見守る中、無事にのぶちゃんのネットに収まったのは雌のシイラ。ライトタックルでのやり取りにすっかり虜になったのは言うまでもなく、クーラーに収まったシイラを兄弟そろって暫く眺めていた。良かったね、律希君!
鳥山ではワカシ、アジまで
終了時間も近づき、流し替えた最後のポイントでは、間近に鳥山が発生。ここではワカシと良型のアジまで掛かって来た。実釣3時間ながらライトルアーの懐の深さを見せつけられた濃密な内容だった。
『自動さかな捌き機』でアフターフィッシングも快適♪
「釣った魚は美味しく食べたいけど…魚が捌けない」と言う人も多い。ここでビックリ、『浅八丸』では釣った魚を捌いてくれる。“さかな捌きサービス”を実施している。しかも“自動さかな捌き機”=サバオくん=を使って。釣った魚の頭と内臓を落とし、“サバオくん”に入れるとアッという間に二枚下ろしが完成する。これは一見の価値あり!
今年の夏休みは、“ライトルアー船”で親子そろって船釣りデビューしては如何だろうか。