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【寒ビラメ絶好調!】御宿沖にて連日4~5kgの大型も交じり、数も上々!千葉県御宿岩和田港『明広丸』

2025年01月10日公開

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昨年12月から数型ともに絶好調が続いている御宿沖のヒラメ釣り。連日のように4~5kgの大ビラメが顔を出し、トップ5~7匹を維持!アベレージサイズが良いので釣果充実!千葉県・御宿岩和田港『明広丸』から出船した。

『明広丸』前に集合、船長から駐車証をもらい、車を駐車場に移動

童謡「月の沙漠」のモデルとして有名な千葉県・御宿。その海岸の東端に位置する御宿岩和田港の『明広丸』は、周辺のヒラメのポイントにとても詳しい。集合は防波堤の先端付近に停泊する『明広丸』前に5時。そのため4時30分頃に車で乗り付け荷物を下ろし、船長の到着を待つ。船の前に船長が到着したら、駐車証を受け取り(帰りに返却)、車を港の入り口付近にある専用駐車場に移動。徒歩で船まで戻る。

船に乗り込んだら、釣り仕度を開始。氷はミヨシ(船首)に置かれたクーラーボックスから1つもらう。乗船名簿が回って来たら記入して次の人へ(最後の人は船長に渡す)。出船準備が整うと、『明広丸』は5時30分頃に出船となった。

朝一はオモリ40号のサビキ釣りでエサとなるアジやカマスを釣る

今回の釣りの流れや仕掛けについて、後藤昭弘船長に聞いてみた。
記者「今回は朝一にサビキでアジを釣って、それを生きエサにするんですよね?」
船長「船にはイワシも積んで行きますが、それはあくまで予備と考えてください。おっしゃる通り、まずはサビキでアジを釣っていきます。ちょっと釣れば入れ食い状態になります。それにカマスが交じったらしめたもの。このところ大ビラメはカマスに良く喰って来ます。サバもアピール力が強く、コノシロが釣れたら特エサです。サビキもヒラメの仕掛け(有料)も船に積んでいますので声を掛けてください。ちなみに今はアジの群れが入っているので、イワシでは喰い付きが悪いです」
記者「オモリは何号ですか?」
船長「サビキは40号、ヒラメは80号、サビキもヒラメの竿で大丈夫ですよ」

 

何と船中1匹目は4.1kgの大ビラメ!

港を出ると程なくして船長からのアナウンスがあった。「まずはサビキでアジを狙います。ヒラメはイワシよりアジの方が喰いが良いので頑張って釣ってください。はいどうぞ、水深10m。(サミングしながら)6、7、8、9mのタナで止めながら下ろしてください」。

釣れ始めると面白いように多点掛けで釣れて、あっという間に30匹程キープできた。ほとんどの人がカマスを2、3匹ゲット。人によってはサバやコノシロも交じっていた。

その後、釣り場を大きく移動。「ヒラメを狙います。オモリは80号です。水深15m」という船長のアナウンスでヒラメの泳がせ釣りがスタートした。「浅くなります、根掛かり注意、12m、10m」と、注意点や水深などをライブでアナウンスしてくれる。根の荒い釣り場だけにこのアナウンスは助かる。

後半は1~3kg(平均2kg前後)中心!良型が高活性!

中盤潮止まりとなり我慢の時間帯となったが、「もう少しすると下げ潮が効いて来ます。そうなれば、バタバタ釣れますよ」と船長。実際に潮止まりの20~30分後、船長の“予言”通りアベレージが2kg前後にサイズアップしたヒラメがあちこちで釣れ始めた。一時は写真を撮るのが忙しくて竿が出せなかった程の釣れっぷり。しかも3kg級や4kgオーバーの大ビラメも顔を見せた!

絶好調と思われたが、船長には少し気がかりなことがあると言う。「バラシが多いんです。ハリス切れ4回&水面バラしも3回あった。当宿の仕掛けはハリスが長め。それもあって前アタリから重みの乗った引き込みがあったら早めに合わせた方が掛かり所が良くバラシが少なくなると思います」。タナは船の揺れ3回に1回のペースでオモリが底に着く程度が良いとのことだ。

終盤には4kgオーバー大ビラメ乱舞!今後も期待十分だ!

終盤には、早朝にアジを釣った港前やその周辺のポイントに移動した。驚いたことに釣れるヒラメのサイズはさらにアップ!船長も竿を大きく曲げている釣り人に「ヒラメですよ!デカいから丁寧にやり取りして!」と声を掛け、タモを手に飛んで行って掬い取った。

記者もここでとっておきのエサである〝カマス〟を投入し2.3kgのヒラメをゲット!右舷胴の間で釣れた締めくくりの1匹も4.0kgの大型だった!結果、0.6~4.8kg(4kg以上4匹)のヒラメが1~6匹(船中37匹)と素晴らしい釣果で締めくくりとなった!

最後に、今シーズンのヒラメ釣りについて船長に聞いた。
船長「まず例年と比べて型が良いです。そして、数も好調。今日(取材日)も全員型を見られ、多くの釣り人が2匹以上は釣っています。絶好調状態はもうしばらく続きそう!型狙いも数狙いもチャンスです!是非、遊びに来てください」

今回利用した釣り船

千葉県 御宿岩和田港 『明広丸』
〒299-5105 千葉県夷隅郡御宿町岩和田851
TEL:0470-68-3654
定休日:第1・3土曜日 釣果・施設情報 明広丸ホームページ

出船データ

ヒラメ予約乗合※活イワシ・氷付き
集合時間:午前5時(電話確認)
出船時間:午前5時30分(電話確認)
乗船料金:電話確認
仕掛け:ヒラメ、サビキとも船で販売あり
レンタル:貸し竿 あり
※詳細は問い合わせ
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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