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東京湾・マゴチ好調宣言!発表されました!!

2016年04月15日公開

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今年もスタートから段々と釣果が上がってきたマゴチ。サクラの開花宣言が出された次の日、連日のように60cmアップが交じっているという横浜・磯子『八幡橋 鴨下丸』から、ガツン!とくるマゴチの手応えを味わうため行って参りました!!

春の訪れと共にやってくる!!

東京のサクラの開花が、昨年よりも7日早かった今年。産卵の為、浅場に出現するマゴチも続々と釣れだしたようだ。マゴチといえば高級魚!もちろん美味しい魚!!しかも釣り方も面白いとあって東京湾の人気のターゲットとなっている。今回お世話になったのは、マゴチを釣らせて20年!“マゴチ船長”の異名を持つ、望月亮英(もちづき よしひで)船長。
「何でも聞いて!」と気さくに声をかけてくださった。後程、船長の神業も明らかに?!
早春の風も日差しも穏やかな中、八幡橋、首都高湾岸線、そして根岸線の高架橋脚を潜り抜け、大貫沖を目指して鴨下丸が走り出しました。

先生は“現役女子大生”!!

ところでマゴチって…、どうやって釣るんだっけ?!これまた10数年ぶりに釣る魚だけに、釣り方、仕掛けすらもうっすらとしか覚えていない(汗)。しかも海釣りを始めて、初めておデコを食らった魚でした(苦笑)。そんな不安を抱えながらも、まずは同船した釣り人の釣り方を拝見!
その中に、なんと現役女子大生、東京海洋大学新2年生の石井晴菜さん(19歳)が! 石井さんは、小学校4年生の頃からお父様と一緒に船に乗り、船長や釣り人からも一目置かれるレディースアングラー。実はわたくし、以前一緒にシロギス船に乗ったことがあり、ミヨシ(船首)に立ってよろめくことなく釣りする姿は何ともカッコ良く、しかも1投1匹釣る腕前はあっぱれでした! そんな、晴菜さんの釣り座の隣に座り、いろいろ教えて頂きました。
釣りの基本は、中オモリ(三日月オモリ)が着底したら、底から1m巻き上げ、餌のサイマキ(小型クルマエビ)が漂うように見せる。そしてタナ取りを小まめにする。いたって釣り方はシンプルだ。あと餌付けが重要であるが、その餌付けを最初に教えてもらっていなかった為、それが後程仇に…(大泣き)

 

“熱血マゴチ船長”の電撃タモ入れは圧巻!!

大貫沖に到着後、船長からメッセージが。「今日は早めの時間にチャンスがあるから集中してよ!」それと同時に、一斉に仕掛けが投入された。海水温は14℃。水深10~20m、起伏の激しい場所を中心に、魚の反応を探していく。マゴチと言えば、フラットな砂地で釣るというイメージがあった私には釣り場が意外でした。
投入後しばらくすると、アタリらしき反応が出だした。マイクから「右の後ろアタリ出ているよ…」と言われ、カメラを担いで一目散に駆けつけると、すでに竿がウイーンと曲がっていた。ファーストフィッシュは平井琢也さん。今年初のマゴチをキャッチ。それからあらゆる場所でアタリが出始めました。「右の前!」、「左の中!」。アタリが出る度に船長から指示があり、船の周りを駆け回る。そして、カメラを構えたその前に操舵室からピュィ~ンと飛び出してタモを即座に構え、海面に浮かぶ魚を弾丸のごとくザブン!とタモ入れする船長の“電撃タモ入れ”には正直ビックリ(@_@)していまいました!そして、個々の釣り人ごとに言葉少なですが、釣り方のアドバイスをされていて、その重い一言に頷くばかりでした。それから何度か好スポットにハマり、上がっていく魚を見てウズウズしていると、それを察してくださった船長から、「やってもいいよ!」とお誘いの言葉を頂戴いたしました♪

「き、き、きたぁ~~~!!!」

いそいそとロッドをセットし、船長から三日月オモリを拝借して仕掛けを投入! 丁寧にタナを取り直しては、アタリが出るのを待ってみたが、一向に私の竿にアタリが出ない…。その間にも何匹かマゴチが上がっている。魚が居ないわけではないのだ。何でだろう?と首を傾げながらも、“先生”を観察。石井さんは2本竿を出しており、器用に休むことなくタナを取り直しているのだ。そして船長からも、「この場所なら5秒でタナ取り直して!起伏が激しいからすぐタナ変わっちゃうから」と言われた。即座にタナを5秒に1回取り直してみると、今度はアタリらしきクイクイという引きが!? しかし、クイクイがグン!!に変わらず消沈…。
またもや悩んでいると、「餌のつけ方、はるちゃんに教えてもらって!あと、ハリオモリ取っちゃっていいよ!」と船長からアドバイスがあり、早速ハリに巻いてあるオモリをクルクルっと取り、餌付けを教えて頂いた。サイマキの頭にあるツノを折って、口の方からハリ先を入れて…、ハリ先を上に向け殻を貫通しないように止める!?!?うぉ~~!!私はハリ先を殻に貫通させており、なおかつ脳天直撃ショック死させてしまっていたようです。これじゃアタリが出ないわけだ(トホホ)。餌付けを改善して、タナ取りを休むことなく繰り返すと、これまでにないアタリが!ゴツゴツ、ゴツゴツ、ゴッ、ゴッ…。いつ?いつ合わせたらいいのぉ~? そのうち、グイィッと引き込まれるような引きが来たので、「エイやぁ~」と合わせると、私のロッドがグインとしなった。「やっときたあぁ~~~!!!」と叫ぶと一目散に船長が駆けつけてくださり、アッという間にネットイン。「やりました!!今日のお刺し身ゲットです~♪」。苦労して捕った魚は本当に嬉しいものです。船長!先生!そして祝福してくださった方々、本当にありがとうございました。

早い時期は初心者におススメ!

この日の釣果は、何と64cmを含めのトップが8匹、という素晴らしい日になりました!帰港する途中で船長に聞くと、「ここ数年、マゴチは、サイズ・数とも良くて、早い時期の釣りはあまり起伏が激しい場所を狙わないので、ビギナーにおススメ。分からないことがあれば何でも教えるから」との事。よく『照りゴチ』といって、夏の暑いシーズンがマゴチ釣りの盛んな時期だと思われがちですが、産卵シーズンの大物狙いも楽しいのが分かりました。
ジグヘッドにワームを装着したルアーで狙う事もでき、女性やルアーマンも楽しめる熱いマゴチシーズンが始まりましたよ。是非皆さんも挑戦してみてくださいませ。

魚の顔を見たら…
「ママ、お帰り~!釣れたの?!」と迎えてくれた我が子に、自慢げに魚を見せるとちょっと引き気味に(はははっ)。ですが、お刺し身と船長おススメのあら汁にして食卓へ出すと、「変な顔だけど美味しいんだね」と箸を休めることなく食べていました。本日も任務完了。次は何を釣りに行こうかしら?

今回利用した釣り船

神奈川県磯子・八幡橋『八幡橋 鴨下丸』
〒235-0008
神奈川県横浜市磯子区原町8-31(定休日:毎週木曜日)
TEL:045-751-3654 釣果・施設情報 八幡橋 鴨下丸ホームページ

出船データ

出船時間:午前7時00分
沖上がり:午後3時
乗船料金:マゴチ1日釣り9,500円(サイマキ5尾付き、追加餌1尾100円、氷付き)
※女性・中学生以下割引あり
     
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